いとしいカレーの魅力
2024-03-27 09:21:51

森林ノ牧場が手掛ける新メニュー「いとしいカレー」の魅力に迫る

森林ノ牧場の新たな挑戦「いとしいカレー」



栃木県那須郡にある森林ノ牧場株式会社が、その名も「いとしいカレー」を新たに発売しました。このカレーは、未利用の森林や耕作放棄地を活用して育てられたジャージー牛の経産牛肉を使用。美味しさだけでなく、食材に込められた思いを大切にする一品です。

6次産業化と経産牛肉



森林ノ牧場では、酪農業を通じての6次産業化に取り組み、生産から販売まで行っています。生乳の生産が少ないジャージー牛を放牧して育てることで、濃厚な乳製品を提供しています。この牧場では、経産牛の肉の価値を高める商品開発も進めており、「いとしいカレー」はその代表的な商品です。

経産牛肉って何?



一般的に、経産牛肉とは搾乳を終えた牛のお肉のことですが、これまで市場では低い評価を受けていました。搾乳ができなくなった牛は、出荷され、お肉として流通しますが、肉用種として育てられていないため市場価値が低かったのです。森林ノ牧場は、この貴重な肉を商品化することで、その命の価値を見出そうとしています。

スパイスと肉の絶妙な組み合わせ



「いとしいカレー」は、代々木八幡の人気レストラン「PATH」のオーナーシェフ原太一氏によって開発されました。9種のスパイスを使用し、ジャージー経産牛の肉を贅沢に使った本格的なカレーは、肉の旨味を引き出しています。使用部位はバラ肉とウデ肉で、赤身と脂身のバランスが絶品です。

開発への想い



森林ノ牧場の代表者は、牛たちに愛情を持って飼育し、出荷された後のお肉にもその気持ちを込めたいと話しています。「お肉としての価値を高めることは、我々酪農家の使命だ」と語る彼らは、牛たち一頭一頭に名前を付け、個性を大切にしながら育てています。

食べ方の提案



原シェフはそのままでも美味しい「いとしいカレー」ですが、ソテーや塩ゆでした野菜と一緒に楽しむことをおすすめしています。特に、ジャガイモやエリンギ、ブロッコリーなどの野菜との相性が良いとのことです。

販売記念イベントの開催



「いとしいカレー」の発売を記念し、森林ノ牧場では貴重なイベントも企画されています。カレーを試食できるお食事会や、よもぎを使用した虫除けスプレー作りのワークショップなどが行われます。参加費は2500円で、春の景色を満喫しながら食と命のつながりを感じることができます。

新しい形で経産牛肉の価値を高め、愛しさを込めた「いとしいカレー」を、ぜひ味わってみてください。これはただのカレーではなく、食を通じて生命の価値を再認識させる、一枚の作品です。

会社情報

会社名
森林ノ牧場株式会社
住所
那須郡那須町豊原乙627-114那須郡那須町豊原乙627-114
電話番号
0287-77-1340

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