NXグループの提供する電子契約サービス「WAN-Sign」と、アバントグループの株式会社ディーバが提供する取締役会DXツール「TRINITY BOARD」が、2024年7月1日からAPI連携を開始しました。
この連携により、「TRINITY BOARD」で作成された文書への電子署名をシームレスに行うことが可能になり、取締役会運営の効率化と電子化が実現します。従来の紙ベースの署名と比較して、大幅な時間短縮とコスト削減が期待できます。
近年、コーポレート・ガバナンス改革が進展し、取締役会は監督機能を強化する方向へと進化しています。本連携によって、取締役会に関する様々な情報を集約できる「TRINITY BOARD」上で作成された文書に、「WAN-Sign」の電子署名を付与し、署名済みの文書を一元管理できるようになります。これにより、ペーパーレス化と取締役会管理の効率化が促進され、取締役会運営の透明性と信頼性を向上させることが期待できます。
「WAN-Sign」で付与されるGMOグローバルサイン社発行の電子証明書は、法務省指定の商業・法人登記オンライン申請に必要な電子証明書としても利用可能です。そのため、本連携によって締結された取締役会議事録は、商業・法人登記のオンライン申請に必要な添付情報として提出することもできます。
「WAN-Sign」は、NXワンビシアーカイブズが提供する電子契約・契約管理サービスです。GMOインターネットグループの「電子印鑑GMOサイン」とGlobalSign認証局・電子署名の技術基盤をベースに、内部統制やセキュリティ機能を強化した独自のサービスとして提供されています。書面契約書と電子契約書を一元管理し、書面契約書の原本管理・保管から電子化までを一つのサービス内で実現する、他にはない電子契約・契約管理ソリューションです。
「TRINITY BOARD」は、取締役会に関する様々な情報を集約することで、取締役会の議論や意思決定の高度化を図り、取締役会運営の負担軽減、効率性向上、セキュリティ強化を実現するツールです。グループ会社の取締役会にも適用可能で、主要な子会社や海外子会社に適用することで、取締役会開催状況や内容の透明化を図り、グループ・ガバナンスの強化にも役立ちます。
本連携は、取締役会運営の効率化と電子化を推進する画期的な取り組みです。今後、多くの企業が本サービスを活用し、よりスムーズで効率的な取締役会運営を実現していくことが期待されます。