ユニバーサルビーチフェス in 瀬波温泉海水浴場
新潟県村上市の美しい瀬波温泉海水浴場で、8月22日(金)、障がい者と健常者が共に楽しむユニバーサルビーチフェスが開催されました。このイベントは、一般社団法人ドリームやまがた里山プロジェクトが主催し、障がい者を含むすべての人々に海の楽しさを共有することを目的としています。
イベントの概要
今回のイベントには、障がい者の参加者24名、職員11名、家族2名、村上LachsFCのメンバー18名、新潟リハビリテーション大学の学生6名、運営スタッフ12名を含む計75名が参加しました。地域の協力を得て、誰もが参加しやすいアクティビティが用意され、参加者は海でのマリンアクティビティを楽しむことができました。
アクティビティの内容
瀬波温泉で3年連続の開催となるユニバーサルビーチフェス。この日は、海に触れる経験を通じた障がい者の心理的効果を実証するために、新潟リハビリテーション大学が協力し、海洋体験の心理的効果を調査する取り組みも行われました。新しい体験が心に与える影響を学ぶために、大学の学生たちは参加者と積極的にコミュニケーションを取り、実際の声を聞くことにも重きを置きました。
特に印象的だったのは、東京からの参加者が初めてのカヤックに挑戦したことです。スタッフの丁寧な指導のもと、彼らは自信を持って海に漕ぎ出し、笑顔の瞬間が数多く見られました。また、施設から来た参加者たちは、海に入る前から興奮気味で、「早く海に入りたい!」との声が飛び交っていました。
楽しさと交流の瞬間
海に入ってからは、ビッグサップやカヤックに次々と挑戦する参加者の姿が見られ、普段では体験できない海でのアクティビティを楽しむ姿が印象的でした。子どもから大人まで、障がい者も健常者も同じ場所で心から楽しむ様子が見られ、海の魅力を再確認しました。
期待の声
イベントの終わりには、「また来年もここで遊べるよね?」、「絶対にまたイベントを開いてほしい!」という声が聞かれ、参加者たちは次回への期待感を膨らませました。誰もが楽しめる空間がここにはあり、参加者同士の距離が縮まった瞬間でもありました。
結び
ユニバーサルビーチフェスは、単なるイベントにとどまらず、障がい者と健常者が共に楽しむ場を提供する貴重な機会です。参加した学生たちも「実際の現場での学びは授業とは全く違い、貴重な体験でした」と語り、福祉の大切さを肌で感じた様子でした。この行事は今後も続けられ、地域にとっても参加者にとっても意義深い夏の思い出となることでしょう。
団体情報
一般社団法人ドリームやまがた里山プロジェクトは、地域活性化と社会貢献に力を入れ、さまざまな形で協働事業を進めています。詳しい情報は
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