両備グループ、ベトナムに新たな物流拠点を開設 3棟目の自社倉庫が完成

両備グループがベトナムに3棟目の新倉庫を開設

両備グループは、ベトナムホーチミン市に隣接するビンズオン省タンドンヒップB工業団地に自社の新しい倉庫を完成させ、2024年12月1日に営業を開始します。これにより、両備グループがベトナムで運用する自社倉庫は3棟目となります。新倉庫の建設は、既存の倉庫との連携を強化し、顧客に対して迅速で効率的な物流サービスを提供することを目的としています。

新倉庫の位置と特徴

新しく建設された倉庫は、ホーチミン市中心部から約20㎞の位置にあり、周辺の大規模工業団地へのアクセスも良好です。敷地面積は12,740.20㎡、延べ床面積は16,200.00㎡、3階建てのマルチテナント型の施設で、主に常温（ドライ）倉庫として使用されます。これにより、多様なビジネスニーズに対応できる体制が整います。

倉庫の開発は2024年2月23日に起工し、10月8日に竣工式が行われました。この式典には約100名が出席し、新たな物流拠点の開設を祝いました。

ベトナム市場の動向

近年、ベトナム南部の経済圏は著しい成長を遂げており、特にホーチミン市を中心に倉庫の需要が高まっています。両備グループは、この需要に応えるべく、2025年度中には新倉庫を満床にする目標を掲げており、外資系食品関連企業や消費財のディストリビューター、自動車、精密機械など、さまざまな業種を対象としています。こうした取り組みは、両備グループがベトナム市場での物流インフラの需要に応えるための一環です。