未利用魚活用プロジェクト
2023-03-21 07:00:02

北海道の未利用魚から生まれた絶品だしプロジェクトがスタート!

北海道の未利用魚活用プロジェクト



北海道で新しいプロジェクトが始まりました。それは、未利用魚を活用して新たな味わいを提供するもので、その中心にいるのが高級魚「かじか」です。別名「なべこわし」として知られ、鍋料理に最適なこの魚は、その美味しさから多くの人々に親しまれています。

プロジェクトの背景


このプロジェクトが立ち上がるきっかけとなったのは、かじかの美味しさを多くの人に知ってもらいたいという思いからでした。かじかは、出汁が非常に美味しく、鍋の底までしっかりと味わいを伝えてくるため、その愛称が「なべこわし」となったのです。しかし、かじかが未利用魚とされている現状を受けて、何とかこの魚を活用していこうとする意志が生まれました。

未利用魚の重要性


未利用魚とは、サイズや形が不揃いであったり、知名度の低さ、調理の難しさから市場で価値が認められない魚たちのことを指します。日本での未利用魚の割合は、全体の水揚げ高の約30〜40%にも上ると言われており、これは非常にもったいない資源です。このプロジェクトを通じて、未利用魚の活用が進むことで、食品ロスの削減にも繋がるのです。

日本の漁業の現状


日本の漁業においては、漁獲量が1984年には約1282万トンでしたが、いまや423万トンまで減少しています。これまで廃棄されていた未利用魚を活用することで、漁業従事者の収入向上や、海の環境改善にも寄与できると期待されています。

プロジェクトの内容


今回のプロジェクトでは、かじかと北海道標津町の「鮭節」を主成分にした『THE北海道だし』を開発します。ただ出汁を取るだけでなく、かじか100%の『かじかだし』も同時に製品化を目指しています。これらのだしは、北海道の代表的な鍋料理「石狩鍋」「三平汁」「かじか鍋」を参考にしており、まさに北海道の風味を凝縮した商品となります。

クラウドファンディングによる支援


この豊かな海の恵みを活かすプロジェクトには、クラウドファンディングが活用されています。2023年3月21日から4月11日までの期間中、目標金額100万円を掲げており、皆さんの応援が必要です。支援金は、試作代やパッケージデザイン、栄養成分分析に充てられる予定です。

商品の詳細


『THE北海道だし』と『かじかだし』は、共に2023年4月中旬に発売される予定です。販売価格や内容量などは現在検討中ですが、味わい深いだしとして多くの人に愛されることを目指しています。

会社の思い


このプロジェクトを運営する合同会社しゃけをは、地元北海道標津町で設立された企業で、自らの楽しいという気持ちを大切にし、地域貢献に力を入れています。魚を大切にし、子どもや孫の世代に豊かな海を繋げていくことを目標としています。生きた海の環境を次の世代へと引き継ぐために、意志ある漁師の集まり「波心会」と連携し、美味しさを追求していきます。

本プロジェクトは、未利用魚の活用を促進しながら、北海道の美味しさを楽しむ新しい味覚を提供することを目指しています。私たちの活動にご理解とご協力をいただき、多くの方に深い味わいを体験していただけることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社しゃけを
住所
北海道標津郡標津町南六条西2丁目1−17
電話番号

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