千葉市発のユースセンター「PRISM」が新たな地域交流の拠点に

千葉市初のユースセンター「PRISM」って何？

千葉県千葉市に新たに開設された「ちばユースセンターPRISM」は、地域こども若者のための拠点として注目を集めています。このセンターは、一般社団法人Spiceによって運営されており、高まる若者の居場所のニーズに応えるべく創立されました。

PRISMの開設背景

一般社団法人Spiceは千葉大学大学院の教育学を学ぶ若者2名により2023年4月に設立され、「すべての人々が生きやすい社会を実現する」というミッションのもとで活動しています。PRISMは2024年9月にオープニングイベントを行い、その後も月に8回の通常利用と2回の運営主催イベントを実施しています。

魅力的なのは、ここがただの居場所ではないという点です。PRISMは「安心して学び、遊び、挑戦できる場」であり、こどもや若者が自己を発見し成長できる場所として創造されています。

データで見る居場所の必要性

こども家庭庁の調査によると、こども・若者の約18.7%が「家や学校以外に居たい場所が欲しい」と感じています。特に年齢が上がるにつれて、そのニーズは高まります。また、居場所が豊富にあるこどもは自己肯定感が高まることが多数の調査からわかっています。PRISMはそのギャップを埋める存在として期待されています。

PRISMの価値と地域への貢献

「PRISM」は、地域の大人たちと若者の交流を促進し、お互いに「新しい自分」を発見する場です。若者が地域の大人たちと関わることで、新しい視点や刺激を得ることができ、その経験がまた地域全体の活性化に繋がります。地域社会の実情を反映した活動を通じて、交流の循環が生まれ、それが更なる価値をもたらします。

ユース企画PRISMプロジェクト

現在、PRISMでは「ユース企画PRISMプロジェクト（通称：プリプロ）」を立ち上げています。このプロジェクトでは、こどもや若者が自らイベントを企画し、地域の活性化に貢献できます。2025年以降、年10回以上のイベントを目指し、若者が新しい挑戦を安心して行える環境を整えています。

このプロジェクトに参加することで、若者は自身の経験をもとに、次世代のリーダーとして成長する機会を得られます。また、協力してきた地域の企業や行政にもフォローアップを行い、なお一層の地域連携を目指しています。