データ保護の新時代到来!サイバーセキュリティ実務ガイド2026年版の発表
2025年12月17日、一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構(INGS)は、新たな白書『サイバーセキュリティ実務ガイド/企業データ機密性保護白書2026年版』の発刊を発表しました。この白書は、デジタル化とクラウド化が進む現代において、企業が直面するサイバー脅威に対抗するための新たな指針を示しています。
白書の概要
本白書は、企業が講じるべきデータ機密保護戦略を包括的に整理したものです。その中で特に強調されているのが、以下の3つのメッセージです。
1. 技術と規制とガバナンスの三位一体化
セキュリティ技術だけでなく、GDPRやISO27001、NISTなどの国際基準に準拠したガバナンス体制が重要であると明示されています。これにより企業の競争力が決まるため、統合的に管理できる実装アーキテクチャが必要であるとされています。
2. 先端技術による「運用可能なセキュリティ」
ホモモルフィック暗号化やマルチパーティコンピュテーションといった先進技術が、実運用レベルでの導入に向かいつつあります。これにより、「ゼロトラストデータ保護」が具現化し、暗号化されたデータの処理と分析が可能となります。
3. ゼロトラストとデータライフサイクル管理
新世代のセキュリティアーキテクチャでは、ネットワーク境界を信頼せず、データの全ライフサイクルにわたる統一的な管理が求められます。これにより、内部からの脅威やサプライチェーン攻撃に対する防御が強化されるのです。
利用シーン
本白書は、実務的な場面で有効なガイダンスを提供します。たとえば、経営陣によるデジタルトランスフォーメーションの推進や、取引先との信頼構築、そして国際的な規制への適応に役立つ情報が盛り込まれています。
経営・戦略層での施策
- - 企業リスク評価: データ資産の重要性に基づくセキュリティ投資計画を立案できます。
- - 取引先企業との信頼構築: セキュリティ対策の可視化と説明責任の強化が可能です。
- - 国際展開対応: GDPRやCCPAなどへの段階的な準拠戦略が示されています。
技術・運用層での施策
- - セキュアアーキテクチャ設計: クラウドとハイブリッド環境におけるガイドラインがあります。
- - 暗号化標準化実装: KMSの運用指南や耐量子暗号への移行計画も提供されています。
- - 監査・コンプライアンス準備: 監査証跡の設計・検証方式についても詳細が述べられています。
期待される成果
本白書を活用することで、企業は以下のような成果を得ることが期待されています。
1.
戦略レベルの明確化: セキュリティ対策が国際標準に対してどの水準にあるかの確認が可能。
2.
技術実装における選択肢: 自社環境に合った暗号化技術やDLP実装パターンの選択が容易に。
3.
運用・ガバナンス体制の確立: 規制要件への完全な準拠状況を確認する体制の整えることができます。
最後に
デジタル化が進む現代社会において、情報セキュリティはますます重要なテーマとなっています。『サイバーセキュリティ実務ガイド/企業データ機密性保護白書2026年版』は、そのための「羅針盤」となることでしょう。このガイダンスを通じて、自社及び取引先企業の強靭性を高め、変化するセキュリティ環境に対応するための戦略的なパートナーとして役立つことを願っています。
今後、本書の詳細をぜひご覧いただき、実務にお役立てください。
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