内山工業株式会社赤坂工場で再エネ供給開始、太陽光PPA導入

内山工業株式会社赤坂工場での再生可能エネルギーの供給開始

岡山市の株式会社ちゅうぎんエナジーは、内山工業株式会社と契約を結び、赤坂工場において太陽光発電システムを導入しました。この取り組みは、持続可能な社会の実現を目指しており、地域の環境負荷を削減することが期待されています。

太陽光発電システムの概要

本プロジェクトでは、内山工業の赤坂工場の屋根に946kWの太陽光発電設備を設置し、年間988,323kWhの電力を発電する計画です。この発電量は、CO2排出削減効果として年514トンにも相当します。これは杉の木約58,000本が吸収するCO2の量に匹敵するものであり、その環境貢献度の高さが示されています。

運用開始は2025年11月28日を予定しており、この取り組みは単なる企業活動にとどまらず、地域全体への良い影響を与えることが期待されています。

内山工業株式会社の事業内容

内山工業株式会社は、1956年の設立以来、自動車用部品や食品用包材の製造・販売を手掛けてきました。特にコルク栓の製造からスタートし、長年培った密封技術を生かして事業を展開しています。赤坂工場を中心に、環境への配慮と持続可能な方法での製造活動を続けています。これにより、企業としての社会的責任を果たし、地域社会への貢献を強化しています。

PPA契約の特長

PPA（Power Purchase Agreement）とは、電力販売契約のことであり、ちゅうぎんエナジーが無償で太陽光発電システムの設置、運用、保守を行います。その上で、発電された電力を内山工業が購入して活用する仕組みです。このモデルにより、導入コストを抑えつつ、再生可能エネルギーの普及を図ることができます。

地域社会への貢献

内山工業とちゅうぎんエナジーは、このシステムを通じて「脱炭素化」の取り組みを推進しています。再生可能エネルギーの導入は、企業にとっての競争力向上だけでなく、地域社会全体の持続的な成長に寄与します。

今後の運用により、赤坂工場だけでなく岡山市全体への波及効果も期待されています。このような取り組みは、他の企業にも広がりつつあり、地域の環境改善につながるケースが増えていくことを望まれています。