初のカンボジア大型ショッピングフェスに出展
2025年7月26日と27日の2日間、カンボジアのプノンペンで開催された「Phnom Penh Shopping Festival 2025」に、「Presents.」がシルバースポンサーとして参加しました。JCI LAB Co., Ltd.が展開する「Presents.」は、主に日本の雑貨、化粧品、アニメグッズなどを販売し、現地の若年層を中心に注目を集めました。
カンボジアと日本の歴史的つながり
カンボジアは、かつて日本から多くの支援を受けてきた歴史があります。そのため、現地の人々は日本文化や製品に対して親しみを持っています。特にアニメ、ファッション、コスメといった日本のカルチャーは、若者を中心に浸透し、さまざまな日本関連のイベントが高い人気を誇っています。こうした背景から、日本製品の紹介や文化体験イベントは、消費者の心をつかむ効果的な方法となっています。
また、World Population Reviewの2024年データによれば、カンボジアの平均年齢は27.1歳であり、労働人口が全体の約65%から70%を占める若年層中心の市場が構築されています。このような状況下、経済成長と消費意欲の高まりが期待されています。スマートフォンやSNSの普及率が高く、特にFacebookやInstagram、TikTokといったプラットフォームで情報発信する若者が、現地の購買力を引き上げているといえるでしょう。
フェスティバルの反響と市場の可能性
今回の「Phnom Penh Shopping Festival 2025」は、こうしたカンボジアの新しい消費トレンドを直に体感できる貴重な機会でした。現地の若年層やファミリー層からの支持を集め、特に「かわいい」「日本風」「限定感」といったキーワードは購買意欲を高める要素として機能しています。Presents.がもたらす信頼できる品質やSNS映えする商品は、現地の消費者に強く支持されているのです。
さらに、日本企業がまだ多く進出していないカンボジア市場は、今まさに先行者利益を享受できるタイミングです。現地での出展は、ただ商品を売るだけでなく、ブランドのテストや市場ニーズの確認、商品の反応を把握するという意味でも大変意義深いものでした。
日本文化体験「恋の神社」
出展ブース内では、神社をモチーフにした「恋の神社」という展示コーナーが設置され、多くの来場者が日本文化を体験しました。ハート型の絵馬に願いごとを書く形式は、日本の伝統行事を再現したもので、写真映えするデザインや演出が感情的な共鳴を生んでいました。来場者同士の交流や親しみを生む温かい空間は、展示の大きな魅力の一つでした。
寄せられた願いごとには、「平和」「恋愛」「家族」のテーマが散りばめられていました。「カンボジアが平和であるように」「好きな人に気持ちが届きますように」といったメッセージが多く寄せられ、来場者たちの共感を惹きつけました。こうしたコミュニケーションが多くの訪問者の心を温めたことで、満ち足りた祭典となりました。
主催者の意向とKHB Eventの今後の展望
今回のフェスティバルはKHB Eventが主催しており、同社は商業展示会を多数手がけてきた実績を持っています。10年以上の経験を有し、国内外の企業との連携を推進しています。2025年末には第2回Phnom Penh Shopping Festivalの開催も控えています。
マネージングディレクターのティム・ブタ氏は、「このイベントは単なる在庫処分の場ではなく、新しい顧客との出会いやブランド認知を育む場としても活用できる」と述べており、今後もさらなる国際的な出展者の参加を促進する方針です。
JCI LABの役割と文化交流への姿勢
JCI LABは、カンボジアと日本のビジネスを結びつける橋渡しを目指しており、単なるビジネス展開に留まらず、文化交流や相互理解を促進しています。これにより、持続可能な関係づくりが進められています。
JCI LABは、出展やプロモーション支援、イベントプランニングなどの幅広いサポートを行い、日本企業がカンボジア市場で新たなチャンスを見つける手助けをしています。今回のフェスティバルの出展を通じて、日本文化への関心が再確認でき、その発展の可能性を実感しました。
また、文化交流イベント「KAWAII-CON」の主催も行い、両国のポップカルチャーと伝統文化を融合する場を提供しています。KAWAII-CONは2025年以降も継続的に開催予定であり、最新情報は公式ウェブサイトやSNSで発信されています。
今後も日本とカンボジアの文化交流を進めていく中で、さらなる広がりを目指していきます。