CBREのデータセンター支援
2025-05-12 11:22:26

CBREがKDDIのデータセンター開発プロジェクトを支援し新たな基盤構築

CBREがKDDIのデータセンター開発プロジェクトを支援



シービーアールイー株式会社、通称CBREが、KDDI株式会社の新たなデータセンター開発プロジェクトにおいてトータルサポートを提供した。このプロジェクトは、大阪府堺市に存在するシャープ株式会社の液晶関連工場を対象としており、CBREは物件調査から価格査定、購入支援まで幅広く関与した。

本件は、2025年4月4日に正式に譲渡が完了する取引であり、対象となる施設は「グリーンフロント堺」内に位置している。工場は液晶パネル用カラーフィルターを製造していた場所で、敷地面積は33,000平方メートル、そして建物の延べ床面積は57,000平方メートルという大規模なものである。KDDIはこの施設をデータセンターとして転換する方針だ。

CBREは、既存の施設に関する開発計画に基づいた調査業務を実施し、周辺の不動産取引を参考にした価格査定を行った。そして、実際に土地や既存の施設を購入するための仲介業務を行い、無事に購入契約の締結へと至った。

新しいデータセンターは2025年中に本格的に稼働する予定であり、大規模なGPU(画像処理半導体)を導入することが明らかにされている。これは生成AIの開発やAI関連事業に活用される見込みで、技術の最先端を行くプロジェクトとなるだろう。

KDDIのプロジェクトを統括する責任者は、数多くの利害関係者が関与していた中で、CBREからの迅速な解決策が非常に助けとなり、スピード感を持って進めることができたと述べた。「AI普及のための基盤として、大規模なデータセンターの可能性を最大限に引き出していきたい」との意向も示した。

CBREのデータセンターソリューションズ部門のヘッド、小野寛和氏は、「工場をデータセンターに変えるという目的を持っており、技術的な課題が数多く存在した。しかし、CBREの専門知識とKDDIとの密なコミュニケーションのおかげで、1年未満でこの施設を取得することができた。クライアントの要望をしっかりと反映させつつ、調査から購入までの一貫したサービスを提供できた」と語った。

CBREデータセンターソリューションズは、事業者や投資家に対して、データセンター不動産の投資や開発、運用まで一貫したサービスを提供している。特に、計画や取引段階では、投資戦略サポートやコンサルティングサービスが行われ、不動産の売買や賃貸にも対応している。また、開発段階では、ベンダーやスケジュール、品質、コストなどのマネジメント業務も行っている。

CBRE自体は、米CBREグループに属する日本法人として、全国規模での不動産賃貸や売買仲介だけでなく、広範囲なアドバイザリー機能を展開している。半世紀以上にわたる実績を背景に、国内約1,800名のプロフェッショナルが存在し、中立的な立場で最適な不動産ソリューションを提供している。これからもクライアントにとって不可欠なビジネスインフラを支える企業を目指し、さらに成長が期待される。

詳細については、CBREの公式サイトやSNSを通じて確認できる。


画像1

会社情報

会社名
シービーアールイー株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-1-1明治安田生命ビル21F
電話番号
03-5288-9283

関連リンク

サードペディア百科事典: 大阪府 堺市 データセンター KDDI CBRE

Wiki3: 大阪府 堺市 データセンター KDDI CBRE

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。