フィランソロピック・プラットフォーム発足イベントのご紹介
先日、日本初となるフィランソロピック・プラットフォームの発足を記念するイベントが開催されました。このプラットフォームは、富裕層が社会貢献をより身近に感じ、実際に行動を起こすための手助けをすることを目的としており、一般社団法人ジャパン・フィランソロピック・アドバイザリー(JPA)が中心となり設立されました。
第一部:フィランソロピック・プラットフォームの理念
第一部では、JPAの代表理事である鈴木栄氏が、寄附だけにとどまらない多様な社会貢献のスタイルを提案しました。鈴木氏は、寄附を行う側の志に合わせてプログラムを設計し、運営支援を行う重要性を強調。また、公益財団法人日本フィランソロピック財団(JPF)の代表理事、岸本和久氏も登壇し、寄附を通じた社会貢献の意義を語りました。彼は遺贈による基金の活用も説明し、参加者の興味を引きました。
続いて、プラットフォームに協力する団体の代表者が登場し、それぞれの団体がこのプロジェクトにかける期待や意気込みを語りました。その中で、コモンズ投信株式会社の渋澤健氏がビデオメッセージで、「お金だけでなく、心を込めた寄附が重要」とのメッセージを伝えました。これにより、富裕層の人々が寄附を行う際の心構えを新たにするきっかけとなりました。
第二部:応援メッセージとトークセッション
第二部では、海外の関連団体からも激励のメッセージが届きました。Synergosの創設者であるペギー・デュラニー・ロックフェラー氏は、「フィランソロピーは単なる寄附ではなく、自らの持てる影響力や人脈を活用することで、社会に前向きな変革をもたらすもの」と語り、参加者を鼓舞しました。さらに、アクサ・ホールディングス・ジャパンの安渕聖司氏も自身の体験を交えながら、経営者としての社会貢献の重要性を訴えました。
また、AVPNのナイナ・スベーワル・バトラ氏は、このプラットフォームがフィランソロピーの成長を促進することに期待を寄せました。トークセッションではシンクタンク・ソフィアバンクの藤沢久美氏がモデレーターを務め、金融業界における社会貢献活動の重要性が話し合われ、「これは本当に武器になる」との意見が交わされました。
最後に、岸本氏が「このプラットフォームを通じて、金融機関の皆さんと一緒に日本の未来をより良くしていく」との決意表明を行ったことで、参加者たちの心をつかみました。
参加者からの強い支持
イベント終了後に回収したアンケートでは、93%がフィランソロピック・プラットフォームの発足に「大いに賛同」と回答。70%が、今後の詳細な情報提供を希望しています。「各金融機関からのメッセージが力強く、時代が変わったと感じた」との感想も寄せられ、現在の社会貢献への関心の高まりが伺えました。
フィランソロピック・プラットフォームの活動に関心のある方は、ぜひ問い合わせ先よりご連絡ください。この新たな枠組みが、富裕層の皆さんがより良い社会づくりに寄与するための一助となることを願っています。
フィランソロピック・プラットフォームの設立背景
日本は個人金融資産が世界第二位の規模を誇る富裕国ですが、寄附総額は米国の約5%に留まっています。「信頼できる団体が見つからない」などの理由で、せっかくの思いを形にできずにいる方が多いのが現状です。このプラットフォームは、フィランソロピーの拡大を目指して、金融と非営利の各界のリーダーたちが連携して設立されました。社会貢献に関心のある富裕層のニーズに応えるため、さまざまな取り組みを行います。
お問い合わせ先
フィランソロピック・プラットフォーム事務局
- - 公式ウェブサイト:JPA
- - メール:info@jp-advisory.org
- - 住所:東京都港区新橋5-7-12 ひのき屋ビル7F