INCHEM TOKYO 2025
2025-10-02 15:20:52

第35回INCHEM TOKYO 2025が東京ビッグサイトで盛況のうちに終了

2025年9月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイトで第35回『INCHEM TOKYO 2025』が開催されました。この展示会は、化学装置、生産プロセス、エンジニアリングに関する総合的な展示会であり、2年ごとに開催されるものです。今回のテーマは『持続可能な未来への共創イノベーション:化学技術によるサステナブルな社会の実現を目指して』とされ、業界における持続可能性の重要性が強調されました。

展示会には、315社が参加し、625のブースが設けられ、会期中には12,078名が来場しました。特に、新設のゾーンである『プラント業務効率化』と『プラント設計支援』では豊富な出展が見られ、業界の未来像を把握できる機会となりました。

今回の展示会では、化学業界が重点的に取り組むテーマである持続可能な社会へのアプローチが多く紹介されました。特別企画として設けられた『INCHEMから未来を創る: GX・CE・DX技術を交えて共創する場』では、主要な12社が新しい技術や提案を披露しました。特に、ケミカルリサイクルや次世代エネルギーに関する最新の取り組みが注目されました。

出展企業の中でも、三菱ケミカルはプラスチック循環や炭素循環といったテーマに取り組み、自社のDX戦略を通じたエポキシ分解によるリサイクル技術などを紹介しました。また、JFEシステムズは、データ統合プラットフォームである『Cognite Data Fusion』を披露し、作業効率を劇的に向上させる手法を提案しました。さらに、東洋エンジニアリングはカーボンニュートラルに向けた多面的なソリューションを紹介し、次世代触媒やバリューチェーンの新しい提案が行われました。

また、特別講演会も開催され、多くの専門家による基調講演が行われました。水素やAI、サステナビリティに関する講演が注目を集め、参加者たちは最新の知見を得ることができました。特に信州大学の古山教授が水素の社会実装に向けた課題について語り、熱心な反響を呼びました。

展示会の成功により、多くの出展者や来場者からは、新たなビジネスマッチングの機会が期待されていました。また、業界のトレンドやニーズに関する情報交換が行える貴重な場となっています。単なる展示会にとどまらず、化学業界の未来を考える絶好の機会となったのではないでしょうか。

オンライン展示会は10月31日まで開催中であり、引き続き多くの情報が公開される予定です。次回のリアル展示会は2027年に予定されており、更なる進化を期待する声が寄せられています。

詳細については、一般社団法人日本能率協会に直接お問い合わせください。


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