新車と中古車の現状
2026-07-30 10:14:00
新車価格の上昇が引き起こす中古車への意識変化と背景
新車の買いにくさが招く中古車選びの現実
リセールバリュー総合研究所が、全国601人を対象に実施した意識調査によると、新車価格の上昇を実感している人は約7割にものぼります。しかし、中古車を選択肢とする人は多くない実態が浮き彫りになりました。この調査は、新車の価格が上昇しているなかで、消費者がどのように中古車に向き合っているかを多面的に分析したものです。
新車の値上げ感と中古車への選択肢
調査によると、ここ数年の新車価格の値上がりを「とても感じる」と回答した人は47.8%、合わせて73.6%が「やや感じる」と回答しています。特に、すでに車を所有し買い替えを考えている層では96.1%もの人が値上がりを実感しているのです。反面、購入を考えていない人の中では、値上げを実感していない人も多く、実際に買う予定がないと答えた割合は41.1%に達しました。
中古車を選ばない理由
新車価格の上昇が背景にあっても、中古車への移行は限定的です。中古車を選択肢として「検討したことがない」と回答した人は、女性が61.3%、男性でも37.5%に達しました。これに対して、中古車を実際に購入した経験のある人は、男性32.2%、女性21.7%と、男女間での差も顕著です。特に女性の低い中古車購入意欲は大きな特徴となっています。
中古車に対する不安
中古車を購入する際の不安要素として最も多かったのは「故障やトラブルのリスク」(47.6%)と「車両の品質・状態」(46.8%)です。多くの購入希望者が、車両のコンディションに対する懸念から中古車を選ぶことに慎重になっていることが分かります。また、「特に不安がない」とする人も25.1%に上り、安心して購入を考える層も存在します。
中古車の印象の変化
「中古車は新車より安い」との認識は、かつての常識とは言えなくなっています。実際に、「中古車は新車より安い」と思う人は25.8%にとどまり、「以前ほど当てはまらなくなった」と考える人も3割を超えました。特に女性では53.0%が「わからない」と回答しており、特にこの傾向が印象的です。
若年層の情報不足
実質新車である「登録済み未使用車」を知らないと回答した人は46.4%にものぼり、特に20代では64.7%がその存在を知らないと答えています。これにより、新車の価格が上昇するなかで、実質的に手の届く選択肢が若年層に伝わっていないことが浮き彫りになりました。
性別による意識の違い
新車と同等の価格の中古車を比較した場合、価格に関係なく新車を選ぶと回答したのは女性が40.3%であり、男性の30.2%を上回っています。逆に、男性は30万円の価格差で中古車に切り替えると答える傾向が強く、男女の判断基準に違いが見られます。
結論
この調査結果は、新車の価格上昇が多くの消費者に影響を及ぼしている一方で、中古車に対しての警戒感や無関心が目立つことを示しています。特に、情報のギャップや中古車に対する不安感が、消費者の選択肢を狭めている側面が考えられます。
私たちリセールバリュー総合研究所は、このような市場の変化を消費者にわかりやすく伝え、選択肢を広げる取り組みを行っていきます。生活者が自分に合った車を見つけやすくなるよう、日々努力しています。
会社情報
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