人事部トレンド調査
2026-07-30 10:28:19

2026年の人事部トレンド調査が示す企業の課題と対策

2026年の人事部トレンド調査が示す企業の課題と対策



2026年の人事部トレンドに関する定量調査を実施した株式会社パーソル総合研究所は、企業の経営課題や人事領域の変化を浮き彫りにしました。本調査では、労働力不足が顕著な現在において、企業がどのように人材確保や育成、さらにはデジタルトランスフォーメーション(DX)やAIを駆使した業務変革に取り組んでいるのかが明らかになっています。

企業の人事課題の重心変化


調査結果から、2021年の調査に比べて人事課題の重心は「既存人材の定着・活躍支援」へとシフトしていることが示されました。経営課題は「人材と組織の変革」が中心を占め、その中でも特に「人材の確保」「人材育成」「デジタル技術の活用」が重要視されています。

一方で、多くの人事部が人員不足や専門性の欠如に悩まされており、経営戦略やDX推進に十分に貢献できていないのが現状です。このため、人事部は「攻め」ではなく「守り」の体制に偏りがちとなっています。

戦略人事と企業業績の関係


本調査では、戦略的人事を実現する企業は、売上高や利益率の増加が見られる傾向にあることも判明しました。特に、戦略的パフォーマンスの高い人事部を持つ企業は、低い企業と比べて業績が伸びることが多いという関連性が見られました。

企業が人事部を経営戦略にしっかりと組み込むことで、業績の向上が期待できるため、今後の戦略づくりにおいて人事部の役割がますます重要になるでしょう。

5つの重要要素(5 Essentials)の特定


人事部の戦略的なパフォーマンスを向上させるためには、以下の5つの要素が必要とされています:
1. 職務範囲の脱・属人化
2. 処遇の市場化
3. タレントデータの一元化
4. 自律的キャリア選択
5. 社内外の雇用流動化
これらの要素が整うことで、より効果的な戦略人事の実現が可能になります。また、これらを阻む要因として「企画構想力不足」や「事業部門とのコミュニケーション不足」が挙げられ、人事部の機能改善が求められています。

AI活用による効率化と賃上げの増加


調査によれば、AIを取り入れた企業では「デジタル人材の増員」を計画している一方で「一般事務職の削減」が見込まれています。また、賃上げを実施もしくは予定している企業は73.0%にも達し、判断基準も業績から人材確保にシフトしています。これにより、より多くの企業が優秀な人材の獲得を目指しています。

働き方改革の進展と課題


働き方改革の施策は広く浸透していますが、管理職への負担増加が4割に達するという課題も浮き彫りになりました。フレックス勤務やノー残業デーの導入が進む一方で、管理職には新たな困難が降りかかっています。

おわりに


労働力不足や迅速な経営環境の変化の中で、企業は「ヒト」に関する課題にますます注力しなければなりません。今後、人事部は戦略的な役割を果たすことで、自社の競争力を高める必要があります。AIの活用や人材育成策を通じて、より柔軟で効果的な組織を構築し、企業の成長を支えていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社パーソル総合研究所
住所
東京都江東区豊洲三丁目2番20号豊洲フロント7階
電話番号

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