Shizen Connectと蓄電池
2025-12-23 12:24:53

Shizen Connect、長州産業の蓄電池と連携し進化する低圧VPP運用

Shizen Connectが長州産業製蓄電池を追加



最近、エネルギー管理プラットフォーム市場でトップのシェアを誇る株式会社Shizen Connectが、長州産業製の家庭用蓄電池をその低圧VPP(仮想発電所)運用に統合したことが発表されました。この連携は、今後の再生可能エネルギー利用の促進や、安定した電力供給の確保に寄与することが期待されています。

低圧VPP運用の重要性



低圧VPPとは、分散されたエネルギーリソースを一括管理し、適切にコントロールする仕組みです。これにより、電力需要の変動に柔軟に対応し、必要に応じて電力を供給したり、蓄えたりできるようになります。2050年にはカーボンニュートラルの達成が求められており、このようなシステムが重要な課題とされています。

Shizen Connectは、2023年5月からこの低圧VPPの運用を支持するサービスを展開しており、現在では市場シェアが36%に達しています。特に家庭用蓄電池やエコキュートを用いた各種制御方法が導入されており、電力需給の調整力としての役割が評価されています。

長州産業との連携の意義



今回、長州産業製の蓄電池を連携対象に追加したことによって、コントロール可能な家庭用蓄電池メーカーは合計9社に達しました。これらの企業は国内の家庭用蓄電池市場において、合計で約80%のシェアを占めています。この共闘により、Shizen Connectのサービスを使った低圧VPP運用がより一層強化されることが期待されています。

特に、東京ガス向けにこのシステムを利用した運用を2025年12月から開始する予定で、具体的な商業運用に向けた取り組みが進んでいます。

今後の展開



Shizen Connectは、今後も蓄電池メーカーだけでなく、電気自動車(EV)やヒートポンプ式給湯器(エコキュート)など、多様なパートナーとの連携を進める方針です。新たな制御機能の実装も計画しており、これらの取り組みは脱炭素化社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。

エネルギー効率を向上させることで電気料金の低減や環境負荷の軽減ができる可能性が広がり、家庭や企業にとっても大きな利益をもたらすことが期待されています。

Shizen Connectのビジョン



Shizen Connectは、蓄電池やEV、エコキュートなどのエネルギー管理が最新のIoT・AI技術によって進化する未来を目指しています。エネルギー機器が持つポテンシャルを最大限に引き出し、電力市場での取引を行い、持続可能な社会の構築に貢献していくことを目指しています。今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社Shizen Connect
住所
東京都中央区日本橋本町二丁目4番7号遠五ビル
電話番号

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