大和製罐、サステナブルなスチールボトル缶を提供
近年、環境意識が高まる中、私たちの飲料容器の選び方にも変化が見られます。こうした流れの中、大和製罐株式会社は、サステナブルな素材であるスチールを使用したボトル缶飲料を開発し、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)の国際参加者会議(IPM 2024 Summer)で提供することになりました。
スチールボトル缶の特長
スチールボトル缶は、オール金属で再密封(リシール)が可能な飲料容器です。この特性により、広口で飲みやすく、持ち運びに便利なサイズが実現されています。また、スチールの主成分である鉄は磁石に反応し、リサイクル率が高いため、使用後も容易に分別が可能です。さらに、同じ素材に再生できることから、スチールは循環型のリサイクルが可能で、持続可能性に優れています。
大和製罐は、昨年開催されたIPM 2023 Autumnで初めて飲料提供を行い、その好評を受けて、デザインやフレーバーを一新し、再度IPM 2024 Summerでの提供を決定しました。このボトル缶は、期間限定での提供です。
製品概要
今回提供されるスチールボトル缶入りの清涼飲料水は、以下のラインアップが揃っています:
- - 内容量:230mL
- - 種類:水、無糖炭酸水、柚子塩ソーダ、シャインマスカットジュース、りんごジュース、コーヒー
これらのフレーバーは、日本由来の原材を使用しており、特に注目すべきは、日本の京都で生産されたシャインマスカットと、能登の塩を使用した柚子塩ソーダです。これにより、参加者は日本の豊かで特有な味わいを楽しむことができます。
IPM 2024 Summer会議概要
- - 会議名称: IPM 2024 Summer(国際参加者会議 2024年 夏)
- - 開催日程: 2024年6月25日(火)・26日(水)
- - 開催場所: 奈良県コンベンションセンター
- - 参加者: 約160か国・地域、国際機関からの参加者約600名が見込まれています。
今後の展望
大和製罐は、環境に優しいモノ作りを通じて「人と自然が共存する社会」の実現を目指しています。スチール容器の展開にとどまらず、生産工程や物流にも環境保護を考慮した取り組みを進めています。これにより、持続可能な未来の実現へ向けた努力を続ける方針です。
大和製罐株式会社について
大和製罐は、東京都千代田区丸の内に本社を置く総合容器メーカーで、食品・飲料向け金属容器やプラスチック容器の製造販売を行っています。企業理念として「社会のために貢献する」を掲げ、顧客のニーズに応えながら、様々な容器関連サービスを提供しています。
このように、大和製罐の取り組みは、単なる容器の製造にとどまらず、環境問題への真摯な姿勢を示しています。持続可能な未来を実現するための一歩として、私たちも同社の動向を注視し続けましょう。