文教大学経営学部とトリドールの連携協定
文教大学経営学部(学部長:石塚浩)は、丸亀製麺などのブランドを展開する株式会社トリドールホールディングス(通称、トリドール社)と、ビジネスコンテストの受賞実績に基づく連携協定を締結しました。この協定は、2022年度から2024年度にかけて開催された「トリドール持続可能ビジネスコンテスト」で、同学部が3年連続で最優秀賞を受賞したことに由来しています。
コンテストは、持続可能なビジネスのアイデアを学生が競い合うものですが、受賞したアイデアを実現するためには、相応の時間とリソースが必要です。提案した学生が卒業後に他の企業へ就職することを考慮し、トリドール社と文教大学経営学部が共同で受賞提案を管理し、実現に向けた取り組みを進めることが求められました。これにより、彼らのアイデアが現実のものとなる可能性が高まります。
受賞案件の詳細
以下に、3年間で受賞した具体的な提案内容を示します。
1.
第2回トリドール持続可能ビジネスコンテスト 最優秀賞
提案内容: 「丸亀製麺の廃棄水を電力に!」
この提案は、飲食業界における廃棄物の再利用に関する独自の視点を持っており、環境への配慮が求められる時代に相応しいものでした。
2.
第3回トリドール持続可能ビジネスコンテスト 最優秀賞
提案内容: 「ユニバーサルコミュニケーション『MONICOM』」
誰もがコミュニケーションを可能にするという目標を掲げ、具体的な実施方法やチャレンジが明示されました。
さらに、文教大学経営学部の田中克昌ゼミナールとトリドールのサステナビリティ推進部が協力し、実証実験を行うことも予定されています。
3.
第4回トリドール持続可能ビジネスコンテスト 最優秀賞
提案内容: 「丸箸(丸亀製麺特性箸)」
この提案も、環境配慮を強く意識した斬新なアイデアとして注目されています。
文教大学経営学部では、今後も「人間愛」を基に、資源の活用や持続可能な社会の実現に向けて、企業や地域社会とのさらなる連携を深めていく考えです。この取り組みを通じて、より良い社会の実現に向けた人材の育成を図っていくことでしょう。
文教大学の概要
文教大学は、学長が中島滋で、「人間愛」を建学の精神とし、3つのキャンパス(越谷キャンパス、湘南キャンパス、東京あだちキャンパス)を持つ総合大学です。在籍学生数は8,405名(2024年5月1日現在)という環境下で、経営学部を含む多様な学部において学生育成に力を入れています。今後も社会に貢献できる人材の育成に努めていく所存です。