徳洲会体操クラブが三連覇を達成、監督の思いとは
徳洲会体操クラブは、全日本体操団体選手権において三連覇を達成しました。この偉業を成し遂げたのは、監督の米田功氏の指導力によるところが大きいと言われています。米田氏は、オリンピック選手としての経験を活かし、選手たちのメンタル及びフィジカル面を強化するために独自のアプローチを展開してきました。
米田功監督とは
米田氏は2004年のアテネオリンピックでは日本男子体操チームのキャプテンとして団体戦での金メダル獲得に大きく貢献しました。そして種目別の鉄棒でも銅メダルを獲得するなど、その実力とリーダーシップを発揮しました。現役を引退した後、彼は徳洲会体操クラブの監督に就任しましたが、その際、非常に厳しい環境に直面しました。
徳洲会体操クラブが直面した課題
米田監督が就任した時、クラブの選手たちはトレーニングや健康管理に対して無関心であり、アスリートとしての自覚が欠けていました。2016年のリオ五輪では、徳洲会からの代表選手はゼロという厳しい現実があり、監督はこの状況を大きく変える必要がありました。
組織変革の始まり
彼は、アチーブメント株式会社の研修プログラムを取り入れることを決断しました。そのプログラムでは、選手一人ひとりの強い意志と責任感を育てることを目的としました。これにより、選手たちは技術的な差異を超えるための「考え方」を変える必要性を理解し始めました。
2015年から始めたこの取り組みは、年2回のペースで続けられ、次第に選手たちの意識が高まり、身体的にも精神的にも成長を遂げていきました。
成果を上げる選手たち
その結果、今年のパリ五輪に向けて、米田監督の教え子である杉野選手と岡選手がともに世界一を獲得するという快挙を成し遂げました。彼らは、体操界でお手本となる存在になりました。このような成功を成し遂げた背景には、監督と選手の強い信頼関係がありました。
放送に向けての期待
12月20日と27日の放送では、米田監督が成功の秘訣や自身の経験を青木仁志氏に語ります。メダルを獲得した瞬間の心境や、クラブがV字回復した過程、現在の選手たちの素顔について深く掘り下げます。
この機会に、リスナーはアスリートとしての思考や成長のプロセスを学ぶことができるでしょう。
ぜひ、「radiko」での放送をお楽しみください!