Bioworksの新たな挑戦
2025-03-26 11:42:24

Bioworksが循環型ビジネスモデルの実証実験を開始!次世代素材PlaXの魅力

Bioworksの新たな挑戦



Bioworks株式会社(本社:京都府)は、東京都主催の「社会課題解決型スタートアップ支援事業」において、次世代合成繊維「PlaX」を用いた靴下製品の循環設計に関する検証を実施します。この取り組みは、単に新しい素材を提供するだけでなく、持続可能な社会の構築を目指しています。

プロジェクトの概要



今回のプロジェクトでは、Bioworksが開発したPlaXを使用した靴下を消費者や事業者に配布し、回収を行います。その後、回収した靴下を用いてケミカルリサイクルの実証実験を実施。これによって、技術面、コスト面、そして環境への影響を検証し、持続可能なビジネスモデルの確立を目指します。

PlaXは植物由来のポリ乳酸を原料とし、環境への配慮を持つ次世代の素材です。この素材の特徴として、石油由来の合成繊維を代替することができるため、資源の枯渇や製造時のCO2排出といった現代社会の環境問題への解決策となり得ます。さらに、PlaXは加水分解の特性により、製品を再度ポリ乳酸の原料に戻し、新たな製品を生み出すことが可能です。

ケミカルリサイクルの進展



Bioworksは現在、PlaXのケミカルリサイクルにおいて、混紡素材の分離と原料の抽出を実現するための実験をラボで行っています。今回のプロジェクトでは、使用済みの製品から90%の原料収率、99.9%の純度を目指して実証実験が進んでいます。また、回収時にPlaX製品と他の素材を分別する方法についても検証を行います。

バートナーシップの重要性



さらに、Bioworksは株式会社グラックジャパンが運営する「TARROW TOKYO」との協力を通じて、このプロジェクトを進めています。PlaXを使用したオリジナルデザインの靴下が、TARROW TOKYOのブランドユーザーや商業施設のスタッフ向けに配布され、消費者参加率の向上を図ります。使用後は回収袋を利用して靴下を集め、郵送や設置ボックスを通じて回収を行います。

消費者心理への配慮



プロジェクトでは、消費者が回収に対して抱える心理的な壁にも着目し、「面倒くさい」といった従来の課題を解決する施策が考えられています。具体的には、事前に回収の工程を周知し、心理的な不安を軽減させるための工夫が盛り込まれています。

回収後には参加者からのフィードバックを基に、プロセスの改善を行い、より効率的な再利用モデルの確立を目指します。これにより、消費者が参加しやすい仕組みを整えることが急務です。

衣類リサイクルの現状



環境省の調査によると、消耗品である下着や靴下は年間の購入頻度が高く、廃棄率も多いことが伺えます。しかし、消費者の約66%がゴミとして手放しており、リユース率やリサイクル率は低い状況です。これらの問題を踏まえ、本プロジェクトは特に靴下という消耗品にフォーカスし、リサイクルしやすい製品をデザインすることが循環性を高めるキーと捉えています。

TARROW TOKYOの理念



TARROW TOKYOは、一般的な大量生産ではなく、消費者が真に必要とする「長く大切に着られる服」を提供することを重視しています。彼らは質の高い素材を用いた製品作りに注力し、サステナビリティに配慮した服作りを行っています。詳しくはTARROW TOKYO公式サイトでご覧ください。

結論



Bioworksの取り組みは、次世代の環境配慮型ビジネスモデルの実現に向けた一歩です。PlaXという新素材の利用を通じて、衣類リサイクルの未来を築くための実証実験が展開されます。ぜひ、今後の進展にご期待ください。


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会社情報

会社名
Bioworks株式会社
住所
京都府相楽郡精華町光台一丁目7けいはんなプラザラボ棟7階
電話番号
0774-46-8555

関連リンク

サードペディア百科事典: 京都府 Bioworks PlaX TARROW TOKYO

Wiki3: 京都府 Bioworks PlaX TARROW TOKYO

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