株式会社丸井グループ(東京都中野区)は、2025年4月より新卒入社社員の初任給を引き上げることを発表しました。これは、同社が目指す人的資本投資の一環であり、未来の人材の採用強化を図るものです。
新たな初任給は、修士課程を修了した大学院卒が月給31万5000円、大学卒が31万5000円、専門学校卒が24万8500円という内容で、現状よりも最大で35,500円の引き上げが行われます。具体的には、大学院卒の初任給は現在の28万7000円から31万5000円に引き上げられ、約28,000円の増加(増加率9.8%)となります。また、大学卒は279,500円から31万5000円に、専門卒は218,500円から24万8500円に上がります。これに加え、時間外手当なども支給されるため、実質的な給与は更なる向上が期待されます。
この初任給の引き上げには、丸井グループが掲げる「すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブな社会を共に創る」というミッションが背景にあります。企業の成長と社員の成長は密接に関連しているとの考え方を持つ同社は、今後も働きがいを高める施策を進めていく意向です。
さらに、同社は「好き」を応援するビジネスを推進することで、社員の創造性を最大限に引き出し、イノベーションを促進していくとしています。この新しい初任給制度は、採用活動において重要な要素となり、高いポテンシャルを持つ若者たちと出会う機会を広げるための一手と言えるでしょう。
丸井グループの代表取締役社長である青井浩氏は、今回の初任給引き上げは、企業が持続的に成長するための重要な投資だと強調しています。「人の成長が企業を育む」という理念のもと、より良い職場環境を整え、若手社員が活躍できる場を提供するために、同社は引き続き努力を重ねていくとしています。
丸井グループの基本情報
今後の丸井グループの取り組みに、私たちは注目していきたいと思います。