CIFALジャパン開設
2024-12-06 11:36:51

日本初の国連「CIFALジャパン国際研修センター」がいわきに開設

日本初の国連「CIFALジャパン国際研修センター」が開設



2023年12月2日、福島県いわき市において、学校法人昌平黌といわき市役所が共同で「CIFALジャパン国際研修センター」を開設しました。これは国連唯一の人材育成機関であるユニタールの一部であり、日本で初めての拠点として設立されました。これにより、地域リーダーの養成を目指し、世界的な視点に基づいた人材育成が行われます。

CIFALジャパンの目的と特徴



CIFALは、国連ユニタールが世界各地に設置している人材育成センターで、今回の開設によって日本ではいわき市が初の拠点となり、世界では35カ所目となります。ここでは、地域課題の解決に向けた研修プログラムが提供され、起業家や公務員、若者などが参加することが期待されています。特に、福島県は東日本大震災の影響を受けた地域であり、その復興や防災、障害者との共生に関するプログラムが重視されます。さらに、健康福祉や高齢化、女性の活躍など、地域の特性に即したテーマが取り扱われる予定です。学生にも受講の機会が検討されており、次世代の人材育成にも寄与すると考えられています。

開設式の様子



CIFALジャパンの開設に際して、いわき市役所で協力協定の締結式が行われ、国連ユニタールのアレックス・メヒア氏、昌平黌の緑川浩司理事長、いわき市の内田広之市長が署名を行いました。この場では国連旗も贈呈され、国連の一部としての重要性が強調されました。メヒア氏は「いわき市からは世界が学べることが多い」とし、地方の経験を持つ日本が国際的な課題に対してどのように取り組むか示すことの大切さを述べました。緑川理事長は「国連というスペースで人材を育成していく」と決意を表明し、内田市長は「国際都市として先駆者となる」意向を強調しました。

重要な講演と記念イベント



引き続き、東日本国際大学では称号授与式と記念講演が行われ、CIFALジャパンの開設に貢献した元国連大使の星野俊也氏が名誉教授の称号を、国連経済社会局の伊東亜紀子氏が客員教授としての称号を授与されました。記念講演では、メヒア氏が「地域課題の解決に向けたネットワーク構築の重要性」について語り、星野氏は「CIFALジャパンの設立が国連の理念を地域で実現する象徴の場になる」と強調しました。

さらに、開設を祝うレセプションがいわきワシントンホテル椿山荘にて開催され、岸田文雄前内閣総理大臣がビデオメッセージで参加し「CIFALジャパンの設立に敬意を表する」と述べつつ、地域や国際的な課題の解決に向けた市民の関与を期待すると語りました。

このように、CIFALジャパン国際研修センターは、福島県の地域課題に取り組む新たな拠点として注目される存在となっていくでしょう。


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会社情報

会社名
学校法人昌平黌
住所
福島県いわき市平鎌田字寿金沢37番地
電話番号
0246-35-0001

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