新燃料プロジェクト
2025-04-28 19:52:59
廃食用油から生まれる持続可能な航空燃料の新プロジェクト
廃食用油を新たな旅の燃料にする取り組み
リロバケーションズは、脱炭素社会の実現に向けて革新的なプロジェクトを発表しました。2025年4月30日から、家庭や店舗から排出される廃食用油を原料とした持続可能な航空燃料(SAF)を使用する「Fry to Fly Project」がスタートします。この取り組みは、航空燃料の新たな供給源として注目されており、環境負荷を大幅に減らすことが期待されています。
プロジェクトの背景
リロバケーションズは、全国に40以上のリゾートホテルや旅館を展開しており、そのうち90%以上の施設で食事の提供を行っています。日々の厨房業務で発生する廃食用油は、これまでは産業廃棄物として処理されていました。しかし、今後はこの廃油を新たな価値ある資源として活用することが可能になります。
特に当社の施設では、朝食や夕食という二部制でお客様に料理を提供しており、使用する調理油の量が安定しています。このため、継続的かつ効率的な廃油回収が行える体制が整っています。2025年5月下旬を目指し、廃食用油の提供を開始する予定です。
環境配慮の実績
リロバケーションズは、これまでもCO2削減のためのさまざまな取り組みを行ってきました。節水装置の導入、ヒートポンプ給湯器の利用、温泉熱の有効活用など、多角的に環境に配慮した施策を実施しています。加えて、遊休資産の再利用を通じて地域資源を価値ある施設として再生する理念を持ち、今回のプロジェクトもこの理念に沿ったものです。
持続可能な航空燃料「SAF」とは
持続可能な航空燃料、通称SAFは、最新の技術を駆使して家庭や店舗の廃食用油から製造されます。このSAFは、従来の航空燃料に比べてCO2の排出量を約80%削減することが期待されています。しかし、SAFを本格的に導入するには、多くの廃食用油が必要であり、現在、日本国内では多数の家庭から発生する廃食用油が廃棄されてしまっています。
Fry to Fly Projectの意義
「Fry to Fly Project」は、廃食用油という国内資源をSAFとして利用し、航空機の運航を支えることを目指しています。今後も地域との共生を図りながら、継続的に廃油の回収を促進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
これからの展望
リロバケーションズは、廃食用油を有効活用するプロジェクトに参画することで、温暖化防止や環境保全に寄与する他、多くの人々が豊かな時間を過ごせるように努めていきます。新たな旅をサポートするために、ひとつひとつの旅の経験が未来の旅を支える力になると信じています。
リロバケーションズの取り組みは、ただの環境対策ではなく、すべての人々にとっての豊かなライフスタイルを支えるための重要な一歩です。これからも脱炭素社会の実現と地球環境の保全に向け、積極的に施策を進めていく所存です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社リロバケーションズ
- 住所
- 電話番号
-