国内CVC活動の実態を探る
株式会社eiiconが運営するオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」と、同社の合弁会社であるXSproutが共同で発表したホワイトペーパー『CVC進化論2026 ― CVC117社の実態に基づく調査レポート』について紹介します。このホワイトペーパーは、令和2025年度に行われた「CVC活動実態調査2025」を元に作成されています。この調査には、国内のスタートアップにマイノリティ出資の経験を持つ大企業のCVC・新規事業担当者117名が参加しました。
ホワイトペーパーの目的と重要性
最近、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が新規事業創出や既存ビジネスの改革において重要な役割を果たすと認識されています。しかし、多くの企業は「投資と事業連携の両立」や「成果の測定方法」、「社内の事業部との連携」などの課題に直面しています。XSproutは、単なる投資実績にとどまらず、CVCがどのように成功を収めるか、特に運営方法が成果にどのように影響しているのかを明らかにすることを目的にこの調査を行いました。
本レポートでは、CVC活動の成果を上げている企業とそうでない企業の違いを定量的に分析しました。収集したデータには、活動年数や投資件数、EXIT(成功した投資回収数)、事業部との連携の数、KPIの設計、体制や人材育成に関する情報が含まれています。特に、成果を出している企業群(「Dual実現企業」と定義)と他の企業との比較分析が行われました。
調査の方法と分析結果
この調査では、XSproutが開発した独自の診断フレーム「Corporate Venturing Finder」を活用しました。これにより、CVC運営を9つの観点から可視化し、投資後の協業を行うための専門人材の存在や、事業部側の体制、評価指標や育成環境といった“基盤”が成果創出にいかに影響するかが示されました。
収録された実践事例
レポートの後半では、オリエンタルランド・イノベーションズや東芝テック、セイノーホールディングス、BIPROGY、KDDIといった5社のCVC担当者が登壇したイベントの内容も掲載されています。これらの企業は、指定のCorporate Venturing Finderスコアをもとに、投資の実務や協業プロセス、組織づくりに関する実践知を紹介しています。定量的なデータと具体的な事例を通じて、CVCの成果を高めるための見地が多面的に整理されています。
ホワイトペーパーの取得方法
『CVC進化論2026』のホワイトペーパーはPDF形式で提供されており、これをダウンロードするためのリクエストが可能です。興味のある方は、以下のリンクからお申し込みください。
ホワイトペーパーのダウンロード申込
このホワイトペーパーは、CVC活動を効果的に運営したい企業や新規事業を模索している企業にとって、非常に価値のある資料となることでしょう。特に、前向きな事業展開を計画している企業には、必見の一冊です。
結論
CVC活動が、日本の企業の成長にますます影響を与える中、今回のレポートはその実態を理解するための礎となります。企業経営者や新規事業担当者は、ぜひ本資料を基に自社のCVC戦略を見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。