地震対策型住宅
2012-11-01 18:30:12

地震対策を強化した次世代住宅「つながる家」が登場

地震対策を強化した次世代住宅「つながる家」が登場



静岡県の遠州地方には、地域の特性を活かした木材、天竜材を使用した「つながる家」が登場しました。この住宅は、平成24年度地域型住宅ブランド化事業において国土交通省に採択され、地震補償保険が標準で付帯されることになりました。これにより、地震への不安を少しでも軽減させ、地域住民の安心をサポートします。

地震補償保険の導入背景


静岡県は1854年の安政東海地震以降、約160年にわたって大規模地震に対しての備えを講じてきました。しかし、近年の南海トラフ巨大地震の被害想定では、最大死者数109,000人、全壊建物319,000棟という厳しい数字が示されています。これを受け、住民の防災意識も高まり、住宅販売においても耐震性が重視されています。

そこで、遠州バザール実行委員会は、地震に強い家づくりを進めると同時に、地震補償保険を付帯することで地域の防災力を一層向上させようとしています。

地震補償保険の具体的な内容


この取り組みの一環として、遠州バザール実行委員会に属する施工会社が保険料を負担し、SBI少額短期保険と提携して「地震補償付き住宅」を提供します。具体的には、地震による被災時に必要となる生活再建費用を保証します。

保険の補償内容


保険の補償内容には、住居の建て替え費用や補修費用、亡くなった際の緊急避難にかかる費用などが含まれ、地震による損害を受けた住宅に対して契約内容に応じた保険金が支払われます。次に、具体的なお金の流れについて説明します。
  • - 全壊時:最大500万円
  • - 大規模半壊時:最大250万円
  • - 半壊時:最大83.3万円

保険金の支払いは「政府の定める被害認定」を基準として行われるため、早急な受け取りが見込まれ、請求時に面倒な領収書の提出も不要です。

たゆまぬ地域貢献への取り組み


遠州バザール実行委員会は、地産地消の理念に基づき、地域の資源を活かした次世代住宅の研究を続けており、他の業界や地元の金融機関とも連携しています。地域経済を活性化させるための広報活動にも力を入れ、消費者から信頼される情報を発信しています。また、地域型住宅ブランドの普及を進め、持続可能な地域作りに努めています。

会社概要


  • - 遠州バザール実行委員会: 代表:丸山勲、所在地:静岡県浜松市
  • - SBI少額短期保険: 代表:新村光由、所在地:東京都港区

今後、このような地震対策型住宅の普及により、より多くの住民が安心して暮らせる環境が整うことを期待しています。

会社情報

会社名
SBIリスタ少額短期保険株式会社
住所
東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー15F
電話番号
03-6229-1014

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。