『ババヤガの夜』の魅力
2025-12-26 09:22:23

王谷晶の『ババヤガの夜』が世界を魅了!特装版発表と受賞の知らせ

世界が認めた王谷晶の『ババヤガの夜』



2025年の出版界の注目作として、王谷晶の小説『ババヤガの夜』が脚光を浴びています。この作品は、世界中で大きな反響を呼び起こし、特にダガー賞を受賞したことで、その評価は一層高まりました。話題となっているのは、その特装版が登場することと、国際的な出版が進んでいる点です。

ダガー賞受賞と特装版の発売



2025年7月にイギリス版『The Night of Baba Yaga』が翻訳され、その翻訳者であるサム・ベット氏がダガー賞を受賞しました。この受賞は、日本人として初めての快挙であり、作品の国際性を実証するものとなっています。さらに、特装版の発売が2025年12月末から行われることが発表され、イギリス版をオマージュしたWカバーが付く予定です。これは、ファンにとってたまらないアイテムとなるでしょう。

物語の内容と魅力



『ババヤガの夜』は、新道依子という若い女性が主人公です。彼女はある日、関東の暴力団に関わることになり、組長の娘の護衛役として派遣されます。一見、喧嘩っ早い依子と気の合わない短大生の奇妙な同居生活が描かれ、次第にこの家に隠された秘密に触れていきます。

物語の終盤では、想像を超えた展開が待っており、女性同士の複雑な関係が繊細に描かれています。読者はこの作品を一気に読み終えることができ、最後に明かされる衝撃の真実に再度ページをめくることになるでしょう。

世界での出版と評価



国内での累計販売部数は34万部を突破し、西洋を中心に11か国での翻訳版が決定しています。すでにイギリス、アメリカ、韓国では発売され、今後もドイツ、イタリア、ブラジルなどでの出版が予定されています。これにより、王谷晶の作品が国境を越えて多くの読者に届くことが期待されています。

著者のプロフィール



王谷晶は1981年に東京都で生まれ、2020年に発表した『ババヤガの夜』で名を馳せました。この作品は、日本推理作家協会賞にもノミネートされ、その後も数々の賞に輝いています。王谷氏は、作品を通じて、「文章で世の中に火炎瓶を投げたい」と語り、社会へのメッセージを込める作風でも知られています。

翻訳を手掛けるサム・ベットも、日本文学を広める影響力のある存在です。本作に対する彼の情熱と理解が、作品の魅力をさらに引き立てていることは間違いありません。

まとめ



『ババヤガの夜』は、王谷晶の革新的な才能と社会へのメッセージを持った作品として、読者の心を掴んで離しません。その特装版や国際的な出版により、ますます注目を集めるこの小説から目が離せません。彼女の今後の作品にも大いに期待が寄せられています。


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会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

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