日本語教育の新展開
2020-10-15 10:00:08
コロナ禍を乗り越える!地域の日本語教育オンライン支援の取り組み
コロナ禍を乗り越える!地域の日本語教育オンライン支援の取り組み
今年の2月以降、私たちの生活は徐々に変化を余儀なくされました。特に、日本語ボランティアが支えてきた地域の日本語教室は、コロナウイルスの影響で授業を再開できずにいます。多くの外国人学習者が、日本語を学ぶ機会を失ってしまうことは、私たちにとって深刻な問題です。
学びを止めるわけにはいかない
地域の日本語教室では、対面授業の再開が見込めない中、ボランティアたちは「困っている外国人学習者のために学びを止めてはいけない」と奮闘しています。コロナ禍が長引く中でも、日本語教育の場を維持するために、オンライン授業の導入が検討されるようになりました。ただし、この移行には様々な課題があります。
オンライン化にはハード面とソフト面の準備が必要
オンライン授業の導入に際して、各教室や教師はデバイスやネット環境といったハード面の準備はもちろん、教材作成や効果的な教え方などソフト面の整備も必要です。対面式授業とは異なるため、オンライン授業へスムーズに移行するのは簡単ではありません。また、高齢化が進む教師たちにとって、オンライン化はなかなか「敷居が高い」と感じられることも多く、移行の進展を妨げています。
相談が増える地方公共団体
このような状況を受けて、全国の国際交流協会や地方公共団体には、どのようにオンライン授業を導入すればよいのかという相談が寄せられるようになっています。これは、地域の日本語教育の重要性が再認識されている証でもあります。
インカレックスの取り組み
このような状況に対し、株式会社インカレックスは、600名以上の日本語教師や学習者にオンラインでの学びを提供してきました。特に、「オンラインレッスンの効果的な教え方」をテーマにした講座を全国の日本語教師向けに実施し、多くの方から好評を得ています。
研修プログラムの概要
インカレックスは、地域日本語教室向けに、オンライン会議システムの基本操作方法とオンライン教室活動の基礎スキルを身につけるための研修を用意しました。この研修は、初心者にもわかりやすく作られており、シンプルかつ丁寧に進行します。実践編では、既存のオンライン授業事例を交えて、より効果的なトレーニング方法を学ぶことができます。また、フォローアップ研修もご要望に応じて実施可能です。
2020年度の研修実績
具体的には、北九州国際交流協会や仙台観光国際協会、名古屋国際センターなどさまざまな団体と連携し、オンライン授業の効果的な教え方を伝える研修を実施しています。これらのプログラムは、地域のニーズに応じたカスタマイズが可能で、参加者の課題を解決する手助けを目指しています。
外国人学習者への支援
インカレックスの代表取締役、古海裕介氏は、オンライン授業の導入が外国籍の学習者にとって非常に重要であることを強調しています。「彼らに少しでも早く日本語教育を届けることが何よりも大切です。困難を抱えている日本語ボランティアの皆さんが、オンライン授業を迷うことなく導入できるようサポートしたい」と語ります。オンライン化に関する相談があれば、ぜひこちらまでご連絡ください。
会社概要
株式会社インカレックスは、2019年に設立され、東京都港区六本木に本社を構えています。私たちは日本語教育を通じて、世界の平和や経済発展に寄与することを目指しています。オンライン学習のノウハウを駆使して、地域の日本語教室やボランティアの支援に努めています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社インカレックス
- 住所
- 東京都港区六本木2-2-6福吉町ビル6階
- 電話番号
-
03-6869-6799