次世代ジュエリープラットフォーム「Bejewel」に注目
MCPグループが、韓国ソウルに本社を置くジュエリープラットフォーム「Bejewel Inc.」への出資を実施した。今回の出資はMCPグループが運営する九州発の「ジャパン・エボリューション・ファンド」や「Japan Evolution Fund(Cayman)」を通じて行われ、主に日本市場への本格的な参入を目指している。
Bejewelは、韓国における大型ジュエリー特化型ECプラットフォーム「Amondz」を運営しており、3,000を超えるブランドと連携を持ちながら、Z世代やミレニアル世代を中心に高いエンゲージメントを得ていることが特筆される。こうした顧客基盤を通じて、ODM/OEM製造支援、フルフィルメント、さらにはAIを活用したデザインパーソナライズ機能を備えたD2Cソリューションを包括的に提供している。
新たな挑戦と彼らのビジョン
Bejewelの代表であるSaeile Hue氏は、韓国では魅力あるスモールブランドが数多く生まれやすい環境である一方、そのスケールアップが難しいという現状を指摘している。このような背景から、誰もがジュエリービジネスを立ち上げやすくするための体制を整えることがニーズとされ、Bejewelの創業に至った。
MCPグループは、出資の決定にあたりBejewelのビジョンや現代的なアプローチ、さらにはESGやデジタルトランスフォーメーションへのコミットメントに非常に高い評価を下した。特に注目される点は、日本市場におけるプロダクトのローカライズと、韓国での成功事例をいかに活用するかという点である。
日本市場での成長の可能性
新たなデジタルネイティブかつデザイン志向の消費者が増加している中で、Bejewelの国際的な展開には大きな成長のチャンスがあるとMCPグループは考えている。日本国内での基盤を活かし、Bejewelのビジネスがどのように展開されていくのか、期待が集まる。
MCPグループは日本及びアジア全域での強固なネットワークを活用し、Bejewelの日本市場での拡大を全面的にサポートする方針だ。これにより、アジアを代表する次世代グローバル・ジュエリープラットフォームの構築を目指し、共にフロンティアを切り開いていくこととなる。
Bejewel Inc.の概要
Bejewelは2017年に設立され、韓国ソウルに拠点を置くジュエリーに特化したバーティカルECプラットフォームであり、その活動領域は広がり続けている。具体的には、システムを通じたオーダーメイドの流れや、データドリブンなみせ方を強調したビジネススタイルが特徴だ。
その代表であるホ・セイル氏は、ダイバーシティとイノベーションを重視しており、魅力的な商品ラインナップ及びサービスを提供し、自社ブランドの成長を促進させるべく邁進している。彼のビジョンには、持続可能性への寄与や、幅広い消費者に向けたアプローチが掲げられている。
今後、MCPグループとの協力により、Bejewelが日本でどのように成功を収めるのか、そしてアジア全域でジュエリー業界に新風を吹き込むのか、注目が集まる。MCPグループは、企業と文化を結ぶ架け橋として、今後もビジョンに基づいたサポートを続けていく。
会社情報
- 所在地: 韓国ソウル特別市江南区テヘラン路416 14階
- 設立: 2017年2月
- 事業内容: ジュエリー特化型バーティカルECプラットフォームの運営
- URL:
Amondz
- 拠点: 香港、日本(東京・福岡)、米国、韓国
- 事業内容: オルタナティブ投資運用グループ
- URL:
MCPグループ
- 目標: 日本から世界に拡張性のある事業を持つ企業を生むこと
- URL:
JEF