日本の登山家がヒマラヤの未踏峰Honguを初登頂した快挙

ヒマラヤ未踏峰Honguの初登頂とその経緯

2019年10月25日、登山家中山寛樹氏とシェルパのPemba Ongchhu Sherpaが、ネパールの東部に位置するHongu（スラピーク）を初めて登頂し、6,764メートルの高度での快挙を成し遂げました。これは、Mahalangur-Makalu Rangeの一部であり、この地域ではしばしば美しい自然と過酷な環境が調和を保っています。

登頂の詳細

中山氏とPemba Sherpaは、現地時間の午後3時15分ごろ、Honguの頂上に立ちました。この素晴らしい成果については、Alpine OutdoorsのManaging Directorであり、Expedition GuideであるMingma Sherpaも言及しています。彼は、登山者たちがどのように挑戦し、成功を収めたのかを詳細に語っています。

今回のプロジェクトは、無酸素・固定ロープなしのアルパインスタイルで行われ、登山チームは中山さんをリーダーに、シェルパのPembaや他のスタッフが協力して進めました。特に注目すべきは、登山計画が慎重に立てられ、調整されたことです。登頂前には、各地点での高度順応が着実になされ、体力を十分に温存することができました。

登山記録

この登山行程は、出国から帰国までの約30日間にわたるものです。出発地のカトマンズからJinjangルートを経て、最終的にHonguピークまでのルートは非常に厳しいものでした。以下は主な日程です：

- 10月9日: カトマンズ発、Lukla経由で2880mへ
- 10月10日: LuklaからTangnakへ、2860mから4200mへ登る
- 10月25日: Hongu登頂
- 10月31日: 登山隊がLuklaに戻る

この間、彼らは厳しい気象条件や険しい地形に直面しましたが、仲間の支えとしっかりとした計画のもと、登頂に成功しました。

報告会の開催

今回の登頂成果を受けて、11月20日（水）には曙橋にて報告会が開催されることが決定しました。多くの登山愛好家や関係者が集まり、この成功を祝い、あらためて登山の魅力やその重要性について話し合う良い機会となるでしょう。登山を通じて得られた経験と知識は、今後の登山活動や後進への指導に大いに役立つものと期待されています。

これは単なる登山の成功を超え、冒険心を持つ全ての人々に向けたメッセージにもなっています。中山氏のような日本の冒険家がヒマラヤの神秘に挑戦し続ける姿勢は、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。今後のご活躍にもぜひご注目ください。