横浜市民ギャラリーあざみ野の特別展
横浜市民ギャラリーあざみ野では、開館20周年を記念して「写真表現の現在」をテーマにした展覧会を開催します。2026年1月24日から2月22日までの期間中、横浜市が所蔵するカメラや写真コレクションの魅力が表現されたイベントが繰り広げられます。この展覧会は、横浜市民ギャラリーあざみ野の恒例シリーズ「アザミノフォト・アニュアル」の一環として実施されます。
特別なコレクションの魅力
本展では、アメリカの実業家サーマン・F・ネイラーによって収集された珍しいカメラや写真が一堂に会します。ネイラーはその専門的な視点で、世界中の写真の歴史や技術、文化への受容を示す資料を集めました。そして、その中には世界初の写真集『自然の鉛筆』も含まれており、これが公開されるのは約10年ぶりとなります。この重要な文献では、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットが、写真技術の新たな可能性を提示しました。
本展では、この貴重な資料を用いてカメラと写真が時代ごとにどのように発展してきたのかを探ります。また、約12,000点ある収蔵品の中から厳選された200点が展示され、ダゲレオタイプやコダック、ライカなど、カメラの歴史的なアイテムが紹介されます。使用された家具や彫刻、さらにはおもちゃまで様々な関連アイテムも展示され、観覧者は写真史の多様性に触れることができます。
体験型イベント
さらに、展覧会にはアザミックとアザミノックスというキャラクターが登場し、コレクションの特徴を楽しく紹介してくれます。また、特別展示として、アーティストの鈴木のぞみによる作品も展示予定です。彼女は物事が持つ記憶をテーマにしたアートを制作しており、コレクションとのコラボレーションが期待されます。
イベント期間中には、来場者が体験できる各種関連イベントも用意されています。「写真が生まれた時代のフォトジェニック・ドローイング」ワークショップでは、19世紀の印画紙をつくりながら、実際に写真を撮影する楽しさを体感できます。また、ギャラリートークでは担当学芸員が出品作の解説を行い、より深く展示作品に触れる機会が提供されます。
開催概要
- - 会期: 2026年1月24日(土)から2月22日(日)まで
- - 休館日: 1月26日(月)
- - 開館時間: 11:00~18:00
- - 会場: 横浜市民ギャラリーあざみ野展示室2
- - 入場料: 無料
横浜市民ギャラリーあざみ野で、美しい写真の世界をぜひお楽しみください。写真とカメラの奥深い歴史に触れる貴重な体験が待っています。横浜での素晴らしい文化のひとときをお見逃しなく!
詳細は公式サイトをご覧ください:
横浜市民ギャラリーあざみ野