木原興業がクラウドERP「GRANDIT miraimil」を導入しデジタル変革を加速

木原興業が導入した「GRANDIT miraimil」とデジタル変革の実現

岡山県岡山市に本社を置く木原興業株式会社は、業務効率化とデジタル変革を目指し、クラウドERP「GRANDIT miraimil」の導入を決定しました。これにより、20年以上前に作成された基幹システムの老朽化問題を解決し、現代の商習慣に即した業務運営を実現します。

背景と課題

木原興業は、富士電機グループの代理店として岡山県内で長年業務を展開しており、地域でのトップクラスの売り上げを誇ります。しかし、20年前の基幹システムを使用していたため、業務のスピードや効率性に課題がありました。具体的には、価格、在庫、納期の管理を主に紙で行い、手書きの伝票を用いてデータを入力していました。このような非効率なプロセスは、競争が激化するビジネス環境において持続可能ではありませんでした。

導入の目的

木原興業は、以下の目的を掲げてERP導入プロジェクトを開始しました。

- 業務のペーパーレス化
- 業務処理の迅速化
- 詳細な営業データの可視化

特に、ペーパーレスは業務の効率化に直結する重要な要素でした。これにより、従業員の負担軽減と、リアルタイムでのデータ分析が可能となります。

「GRANDIT miraimil」の選定理由

「GRANDIT miraimil」が選ばれた理由には、商社業界に対するGRANDIT社の深い理解がありました。地方の企業として、導入時や導入後のサポートが必要だと考え、クラウド型のERPに向けた提案内容が高く評価されたことも重要です。これにより、木原興業はスムーズな移行が期待できるようになりました。

導入の効果

新しい基幹システムの導入により、紙伝票での作業から脱却し、画面上での処理が実現しました。商品コードを入力するだけで卸値を確認できるなど、業務の利便性は大幅に向上しました。特に注目すべきは、広範囲にわたる商品データを「GRANDIT miraimil」のAPIを用いて統合データベースに連携できるようになった点です。これにより、業務の効率性が飛躍的に改善されました。

また、営業データの見える化も大きな改善点です。これまでは一日をかけて手膳作成していた売上日報や予実管理に関する報告が、採用したBIツール「Power BI」によってボタン一つで完成するため、作業の負担が軽減されました。

木原興業の未来

木原興業は、「GRANDIT miraimil」の導入を通じて得られた成果を基に、社内にITコンサルティング事業を立ち上げたいと考えています。業務課題を抱える代理店ビジネスを行う他社からのお問い合わせも増えており、自社の経験を活かして新たなビジネスモデルを構築することを目指しています。電子機器を通じ、多様な産業と社会を支えるため、さらなる成長を続けていく所存です。