新たな時間の節約、APIクエリ作成の進化
丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は、特に業務効率化に向けた新たな一手、「kintone API Query Creator」の提供を2025年12月に開始します。このアプリケーションは、既に利用されているRPAツール「WinActor®」と連携し、複雑なAPIクエリの作成を簡素化することを目的としています。
kintoneの魅力と課題
kintoneは、ノーコードでの業務アプリ作成が可能なクラウドサービスであり、チームのコラボレーションやデータ管理を促進します。しかし、APIによるカスタマイズは、フィールドごとの演算子の異なりや、文字列の扱い、日付時刻の表記など、多くの難しさがありました。これにより、特にエンジニアではないユーザーにとっては高い学習コストとなっていました。
WinActor for kintoneでは、カスタムクエリを活用した自動化が可能ですが、ユーザーが自らクエリを記述しなければなりませんでした。そこで登場したのが「kintone API Query Creator」です。これにより、クエリ記述に関するハードルが大幅に緩和されます。
kintone API Query Creatorの特徴
この新アプリケーションは、以下のような強力な機能を提供します:
1. 直感的なGUI操作
プログラミングの知識がなくても、画面上の選択操作を通じて簡単にクエリを構築可能です。作成したクエリはリアルタイムで確認でき、意図したデータ絞り込みが適切かどうか即座に評価できます。
2. フィールドタイプ別の入力支援
各フィールドで使用できる演算子のみを表示し、設定ミスを未然に防ぎます。カレンダーUIを使用して日付や時刻を簡単に設定でき、さらにkintoneの関数もワンクリックで追加可能です。
3. 条件数の制限なし
AND/OR条件を自由に組み合わせられるため、複雑なクエリも問題なく対応可能です。また、並び替えやオフセットの指定も容易に行えます。
4. 効率的なクエリ管理
作成したクエリは保存・再利用でき、各アプリごとに管理可能です。お気に入り登録機能を使えば、よく使うクエリを素早くアクセスできます。
5. 快適な操作環境
デスクトップアプリとして動作し、ダークテーマにも対応しています。kintoneのログイン情報を使えば、アプリの一覧を瞬時に取得できます。
期待される導入効果
「kintone API Query Creator」の導入により、エンジニアでないユーザーでも効率的に正確なクエリが作成でき、現場主導の自動化が進められます。また、設計や検証の手戻りを削減することで、RPAシナリオやAPI連携の開発期間の短縮が実現します。これにより、業務のスピードアップと労力削減が期待されます。
特別展示とデモの予定
この新機能は、2025年10月27日と28日に開催予定の「Cybozu Days 2025」で先行展示される予定です。WinActorとkintone API Query Creatorの連携が実際にどのように機能するかを体験できます。
会社情報
丸紅I-DIGIOグループは、商社としての強みを活かしながら、ICT領域における様々な事業セグメントに取り組んでいます。今後も、デジタルソリューションの推進を通じて、顧客のニーズに応え続けます。
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