京都西山データベースの運用開始
2023年4月11日から、京都市及び京都市観光協会は、訪日観光客のために新たに「京都西山データベース」を公開します。このデータベースは英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に対応し、京都西山エリアに点在する魅力的な観光資源を紹介することを目的としています。
このプロジェクトの背景には、大阪・関西万博の開催があります。このイベントに伴い、訪日観光客の数が増加することが予測されています。しかし、注目を浴びている地域とは異なり、まだあまり知られていない京都西山エリアには独自の文化や景観、食文化が豊富にあります。このデータベースは、観光客にその美しさを感じてもらうと同時に、観光地の分散化を図ることを目指しています。
データベースの内容と特徴
「京都西山データベース」では、計27か所の観光スポットが紹介されています。これには、20か所の寺社やその他の観光資源が含まれ、宿泊施設や交通事業者についても多言語で情報提供されています。特に、訪問者が移動をスムーズに行えるように、Google Mapと完全に連動している点が大きな特徴です。
さらに、このデータベースでは、著名な写真家やインフルエンサーから提供された美しい写真が多数掲載されています。訪れる人々は、まるで写真集を巡回するかのように、京都西山の魅力を堪能できます。美しさと使いやすさを兼ね備えたこのデータベースは、観光客にとっての新しい情報源となるでしょう。
参加者と協力
このプロジェクトには、多くの著名な写真家やインフルエンサーが参加しています。彼らは、独自の視点で撮影した写真を提供しており、訪問者にとって印象的な体験を強化しています。代表的な参加者には、 水野秀比古さんや藤浪秀明さん、古谷宗信さんなどが含まれています。
観光庁からの支援
このデータベースは、観光庁による地域観光資源の多言語解説整備支援事業に採択されています。この事業の目的は、外国人旅行者に魅力をより分かりやすく伝えること。日本語の解説文をそのまま翻訳するのではなく、ネイティブライターが旅行者の目線で分かりやすい文章を作成しました。
地域活性化の目的
「とっておきの京都プロジェクト」として知られるこの取組は、市域全体で観光の分散化を図ることを目指しています。伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の6エリアでの観光促進や地域活性化を目指して、隠れた名所の魅力を発掘し、観光客の満足度を高める取り組みが進められています。
このような新しい取り組みを通じて、京都西山エリアの魅力を多くの人に伝え、観光の新たな価値を創造することが期待されています。新しいデータベースをぜひご利用ください。当地の隠れた魅力を見つけ出し、訪れる人々にとって素晴らしい体験を提供します。
データベースやプロジェクトへの詳細情報は、次のウェブサイトを訪問してください。