高校生が海洋ごみ問題に立ち向かう
一般社団法人福丼県プロジェクトが主催するYouTube番組「高校生ごみパトロール隊」が、10月28日(火)に第6回目となる生配信を実施します。この取り組みは、日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われ、高校生の視点から海洋ごみ問題を多くの人に知ってもらうことを目的としています。
取り組みの背景
「高校生ごみパトロール隊」は、福井県内の高校生が主体となってごみ拾いを行い、その様子を発信することで、海洋ごみ問題への関心を深めてもらおうと2025年5月にスタートしました。しかし、高校生一人ひとりの意識は高いものの、個別の活動に留まっており、継続的かつ広範な取り組みに課題を抱えていました。これを解決するために、高校生同士が協力し合い、情報を共有できるプラットフォームを構築することが目指されています。
番組の内容
今回の生配信では、福井県立福井商業高等学校の学生やサカイオーベックス株式会社の水産資材事業部長である青山勧氏をゲストに迎え、9月に行った『高校生ごみ拾い削減動画コンテスト』の活動についても言及します。「今日のごみ拾い」として、参加者が撮影した写真や動画の紹介や感想も行われる予定です。これにより、参加高校生が主体的にごみ問題に取り組む様子を伝え、他の学生たちの取り組みを刺激する狙いがあります。
イベント詳細
- - 日時: 2025年10月28日(火)18時30分~19時
- - 会場: 福井テレビ大スタジオ(福井市問屋町3-410、福井駅から車で10分)
- - プログラム: オープニングトーク、ゲスト紹介、活動紹介
- - 参加者: 福井県立福井商業高等学校の学生、サカイオーベックスの青山氏、一般社団法人福丼県プロジェクトの代表理事野坂昌之氏など
番組の視聴は、
こちらから行えます。また、「今日のごみ拾い」の応募ページも用意されており、県内外からの参加も歓迎しています。
福丼県プロジェクトについて
福丼県プロジェクトは、環境に優しい取り組みを推進しています。具体的には、プラスチックフリーを実現するために、自然分解される100%天然素材の器を用いるイベントを通じて、地域の飲食店や消費者の意識を変革しようとしています。年間約300店舗と連携し、分別収集やリサイクルの意識を浸透させることで、海洋ごみの削減に努めています。
CHANGE FOR THE BLUE
「CHANGE FOR THE BLUE」は、国民一人ひとりが海洋ごみ問題を自分のこととして捉え、社会全体で取り組む姿勢を育むことを目指しています。このプロジェクトは、産官学民が連携し、海洋ごみ削減のモデルを作り上げ、国内外にその成果を発信することを目指しています。「自分ごと」として海を守るアクションを広げる運動を展開しています。
海洋ごみ問題は、誰もが関心を持つべき重要な課題です。「高校生ごみパトロール隊」の取り組みを通じて、より多くの人々が自身の行動を見つめ直し、未来の海環境を守るためのアクションに参加することを期待しています。