KALEVALA、北欧自然をテーマにした新作「ITU」コレクションを発表！

KALEVALA、北欧の自然からインスパイアを受けた新作「ITU」コレクションを発表

2025年8月、フィンランドの伝統的なジュエリーブランド・KALEVALAが新作「ITU（イトゥ）」コレクションを発表しました。このコレクションの名はフィンランド語で「芽」を意味し、著名なデザイナーであるMartin Bergström（マルティン・ベルクストロム）によってデザインされました。KALEVALAはコペンハーゲン・ファッションウィークの公式期間中、初めての単独インスタレーションを開催し、この新たなコレクションを国際的なオーディエンスに紹介しました。また、創業90周年を迎えるブランドの豊かな歴史にも触れました。

「ITU」コレクションは、北欧の自然の力強さにインスパイアされています。特に中心テーマは「種」で、新たな命の始まりを象徴するジュエリーとして仕上げられました。Martin Bergströmのデザイン哲学は、自然が持つ構造や思いがけないディテールを、手触りのあるマットな輝きの表面に再現しています。彼の手描きのスケッチから始まるプロセスは、自然の豊かな多様性を反映した有機的なフォルムによって特徴付けられています。根や朽ちゆくもの、有機的な要素は、抽象的な形に昇華され、独自のスタイルを生み出します。

このコレクションの具体的なインスピレーションは、芽が森林の柔らかな土を押し上げて伸びたり、都市のアスファルトの隙間から顔を出す若葉に見られます。デザインに使用されたパールは、夜空で優しく輝く月の象徴となっており、自然のリズムに静かに影響を与えています。

Bergströmは、特に有機的なテーマがKALEVALAの熟練した職人の手によって昇華される様子に魅力を感じるとコメントしています。北欧の自然がもたらすインスピレーションは、KALEVALAのデザインDNAに深く共鳴し、彼のユニークな視点が反映されています。

また、クリエイティブディレクターのAino Ahlnäs（アイノ・アールネース）も「ITU」コレクションに携わっており、このシリーズはパールジュエリーのクラシックなスタイルに現代的なアプローチを融合させたものとなっています。使用されているガラスパールはヘルシンキで手作りされ、各々が唯一無二の存在です。

「KALEVALAは87年以上にわたりジュエリー業界のパイオニアとして成長してきました。この新コレクションは、私たちのスピリットを再確認し新しい息吹をもたらすものです。」とAhlnäsは語っています。

「ITU」コレクションには、ステートメントネックレスやピアスをはじめ、組み合わせ可能な小さなジュエリーエレメントやチャームも含まれており、シルバーやゴールドプレーテッドシルバーが使用されています。チャームを組み合わせることで、個性的なジュエリーが完成し、着用者のスタイルを際立たせることができます。

すべてのジュエリーは、ヘルシンキのKALEVALAの自社工房で製作され、リサイクル由来の高品質な素材を使用しています。このコレクションは、90年近くのKALEVALAのクラフトマンシップを称え、大胆で彫刻的なデザインを未来へつなぐ革新的なアプローチを示しています。

「ITU」コレクションは、コペンハーゲン・ファッションウィークで発表された後、日本でも展開されます。展示・販売に関しては、9月3日から29日まで東京のArtek Tokyo Storeで行われるカレワラのポップアップショップにて実施される予定です。その際、購入者には特製パッケージで商品が提供され、KALEVALAのジュエリーがいかに大切にされるべきアイテムであるかが強調されています。

今後、KALEVALAの「ITU」コレクションがどのように評価され、受け入れられるのか、注目が集まります。