令和の女子高生に聞いた「とび職のカッコよさ」
近頃、さらなる魅力を増しているのが「とび職」と呼ばれる建築関係の職業です。最近実施された調査によると、全国の現役女子高生の30.3%が「とび職の人をカッコいい」と回答しています。これは、彼女たちの心をつかむ何か特別な要素があるのでしょうか。
一生懸命な姿が響く
今回の調査で多く寄せられた意見は、「一生懸命」に働く姿に対する評価です。多くの女子高生が、暑さに耐えながら真剣に作業に取り組む姿に感動している様子が見受けられます。
「汗を流しながら一生懸命に働く姿がカッコいい」
「リスクを抱えながらも頑張る姿が尊敬できる」
これらの感想からは、ただの職業としてではなく、真剣に何かに取り組む姿に共鳴しているようです。現実の職場を目の当たりにすることができる「とび職」は、まさにその代表格と言えるでしょう。
危険かつ魅力的な仕事
さらに「生命を懸けた仕事」に対するカッコよさを語る声もありました。デスクに座っているだけでは感じることのできない緊張感や、危険な環境での作業は、女子高生の心を掴むようです。
「危険な仕事だと思って尊敬する」
「命を懸けている職業ってすごい」
こうした意見の背景には、冒険心や挑戦することへの魅力も反映されているかもしれません。命の危険を伴った危険な職業に対する憧れは、ある意味でのヒーロー像を作り出しています。
ビジュアル面の魅力
ビジュアルの観点からも、「イケメンが多い」という意見が多く見られます。強そうな体格や、男らしい姿勢への好感度は高いようです。
「腕まくりがカッコよく見える」
「光る汗に萌える」
フィジカルの強さを重視する女子高生にとって、肉体的な魅力は大きなポイントです。重い物を持つ瞬間や、その表情にドキッとする瞬間も多いのかもしれません。
社会としての変化
株式会社AmigoのCEOである小池純氏によると、「とび職のカッコよさ」は、女子高生たちの社会観や価値観の変化とともに進化しているようです。若くしてお金を稼いでいる姿や、高所での作業能力も、彼女たちにとっては憧れの要素です。
小池氏は、最近の出会いの傾向も注目すべきだと指摘しています。
「従来のような同級生との恋愛より、アプリを使った出会いも多くなっている」
このような環境の変化が、女子高生の「とび職」に対する魅力へとつながっているのでしょう。
反対意見も多数
しかし、全ての女子高生が「とび職」をカッコいいと感じているわけではありません。約69.7%が「カッコいいと思わない」との結果も出ています。その理由には「ヤンキーのイメージ」があげられます。「とび職=ヤンキー」という映像が根強く残っているため、恋愛対象から外れるケースが多いようです。
女子高生の言葉を借りれば、
「ヤンキーだしチャラいからムリ」
「現場で見るとヤンキーが多くて…」
と、このようにネガティブな印象が強いと、魅力を発見することが難しいようです。しかし、小池氏によると、「ヤンキー気質の人は減ってきている」という意見もあり、今後のイメージ変化が期待されます。
まとめ
この調査結果を通じて、「とび職」に対する女子高生の想いは多様であり、時代の流れに敏感に反応していることがわかります。これからの「とび職」や建築業界がどのように女子高生たちに評価されていくのか、注目が集まります。