2025年2月に東京ドームで開催される「世界らん展2025」
国内最大級の蘭の祭典が、2025年2月5日から12日までの8日間にわたり、東京ドームシティ プリズムホールで開催されます。このイベントは、これまで35年間にわたる信頼のネットワークを生かして、貴重な花々を一堂に集め、春の訪れを感じる素晴らしい機会を提供します。
特別展示『青の軌跡』
今回の展覧会の目玉の一つは特別展示『青の軌跡』です。青色の花々は自生では珍しく、まさにその一堂が圧倒的な青の空間として訪れる人々を迎えます。展示会では、千葉大学が開発した遺伝子組み換えによる「第二世代青いコチョウラン」、サントリーが生み出した「青いバラ」、さらには「青いカーネーション」といった作品が展示され、青い花の開発に尽力した人々のストーリーも紹介されます。
第二世代青いコチョウランとは?
遺伝子組み換えの第一世代青いコチョウランと白い大輪品種を交配して生まれた第二世代青いコチョウランは、その特徴的な美しさから多くの来展者を惹きつけることでしょう。深い色合いと大きな花びらは、驚くほどの美しさを誇っています。
神秘的な青いバラとカーネーション
青いバラの開発は長年の試みでしたが、サントリーは遺伝子工学を駆使し、ついにその夢を実現しました。夜明けの空を思わせる青色と豊潤な香りを持ち、花言葉は「夢かなう™」です。青いカーネーションは、同じくサントリーによるもので、青色色素を遺伝子に組み込むことによって生まれました。
特別展示『レブンアツモリソウ』
もう一つの特別展示として、絶滅危惧種に指定されている「レブンアツモリソウ」が登場します。この花は北海道・礼文島にのみ自生し、通常5月下旬から6月中旬に咲く花ですが、展覧会では特別に見ることができます。美しいクリーム色の花は、圧倒的な存在感を持ち、訪れる人々を魅了します。
花言葉や育成の難しさ
レブンアツモリソウは、特定の共栄菌を必要としており、その発芽から開花までには長い時間がかかります。そのため、展示される貴重な機会は、訪れる人々にとって大変意味のあるものとなります。花言葉は「君を忘れない」とされ、その美しさは礼文島の象徴でもあります。
開催概要とチケット情報
世界らん展2025には、日本大賞をはじめとしたコンテスト入賞作品や、100万輪の蘭による華やかな装飾が施されます。入場料金は前売り2,100円、当日2,300円、さらに日によって異なるアフター5チケットも用意されています。公式ホームページやプレイガイドからチケットが購入可能です。
都市での春の訪れを一足早く感じるこの機会、ぜひ東京ドームシティでの「らんさんぽ」をお楽しみください。