株式会社Oshicocoは、2024年という時代においても新しいビジネスの展開を果たすべく、タイのMaker Group co.,ltdと協力してマーケティング事業を強化することとなりました。これにより、企業が求めるタイ市場に特化したインフルエンサーを最大限に活用する仕組みが整いました。
Oshicocoの拠点は東京都渋谷区にあり、推し活をテーマにした事業を展開する企業です。代表取締役の多田夏帆氏が率いるOshicocoは、特に「オタク女子」、つまり、自己の好きなキャラクターやアーティストを何よりも大切にする人々をターゲットにマーケティングやプロモーションを行います。そのスタンスは、エンターテインメントのトレンドと結びつき、実際の消費行動を促す力となっています。
新たに提携したMaker Groupは、タイの大手プロダクション「Maker Family Y」を傘下に持つ企業で、広告やイベントなど多岐にわたるサービスを提供しています。特に注目すべきは、彼らが展開するハイクラスインフルエンサーのネットワークです。これにより、タイ国内で有名なテレビや映画、コンサートなどで活躍するインフルエンサーとの連携が可能となりました。
Maker Groupの代表であるYossie Nanakorn氏自身もフォロワー82.9万人を抱えるインフルエンサーとしての顔を持ち、様々なプロモーション支援を行っています。この強力な個人ブランドとそのネットワークを使い、Oshicocoは日本企業がタイ市場に対して効果的なプロモーションを行うための支援を行っています。
特にポイントとなるのが、タイ王国の人々が日本の文化やさまざまなエンターテイメントに高い関心を持ち続けているという事実です。国の人口は約6,600万人と大きく、2024年にはタイからの訪日観光客数が114万人に達すると見込まれています。また、タイの人々が訪れたい国も日本が1位とされ、その背景には日本文化への愛着があると言えます。
トレンドとして、SNSの利用率が非常に高く、FacebookやInstagramといったプラットフォームを通じて情報収集が行われるため、インフルエンサーによるマーケティング施策が重要になっています。Maker Groupが運営するインフルエンサーたちは、このSNSを活用して、数十万から数百万人に及ぶフォロワーと結びつき、広範な影響を与えることができます。
この協業によって、Oshicocoは地方自治体、小売業者、観光地、ホテル、飲食店など、様々な業種に対して最適なインフルエンサーを提案し、プロモーション活動をサポートします。国内外の大手企業との過去のプロモーション経験を活かして、ターゲットに合わせた施策を実施できる点も見逃せません。
さらに今後は、単なるタイ市場に留まらず、他の国々に対しても積極的にアプローチを続け、国際的なビジネス展開を視野に入れた活動を予測しています。Oshicocoには、特に海外のエンターテインメントに興味を持つメンバーが数多く在籍しており、これによって新しい海外協業の可能性を拡大させています。
このように、OshicocoとMaker Groupの連携は、未来のマーケティングの大きなトレンドを生み出す要因となるでしょう。同社の取り組みは、「推し活」を根底にした新しいエンターテイメントの形を生むことが期待されています。FacebookやInstagramを駆使したプロモーション戦略が功を奏し、その成果がどのように広がっていくのか、今後の動向に注目が集まります。