株式会社プレイドが発表した「KARTE AI」へ向けた新たな一歩

株式会社プレイドが新たに導入する「KARTE AI」

株式会社プレイド（東京都中央区、倉橋健太CEO）は最近、自社のCXプラットフォーム「KARTE」シリーズをAIネイティブ化する計画「KARTE AI」を発表しました。この新戦略は、顧客体験の向上とデータドリブンな意思決定を目指しています。

KARTE AIの背景と目的

KARTEシリーズは、2015年の正式提供開始以来、様々な革新を重ねてきました。この度、KARTEの10周年を迎えるにあたり、AIに基づくプラットフォームとしての進化を宣言しました。新部署「KARTE AI Transformation Department」が11月1日に発足し、AI技術を活用した製品開発を加速させることが目的です。

また、KARTE AIは、単にAI機能を追加するだけではなく、顧客中心の企業活動を推進する新しいビジネス環境に適応することを目指しています。これにより、AIと顧客データをシームレスに融合させ、顧客体験を一層深化させることができます。

AI時代における顧客理解

KARTEは、リアルタイムでカスタマーデータを解析し、より深い顧客理解を提供することに注力しています。例えば、「ナラティブレポート」が新機能として追加され、自然言語で顧客データの分析結果を提示することが可能になりました。これにより、ユーザーは直感的に顧客の行動パターンや施策の効果を把握できるようになります。

さらに、AIを活用してアクション機能や施策を容易に調整できるエディタ「フレックスエディタ」も登場。ユーザーは自然言語で指示を出すだけで、施策のカスタマイズや実行が行えるため、CX向上への取り組みをスムーズに進めることができます。

人とAIの協働

KARTE AIの根本には、「人とAIが協働する」という理念があります。テクノロジーが進化することで、企業活動が同質化の危険を孕む中、独自の価値を生み出すためには、人間の創造力が欠かせないと考えています。技術がどれだけ進化しても、顧客との対話においては人間の特性が重要です。

この点を踏まえ、プレイドはKARTEを通じて、顧客との関係を深めるための環境を整備しています。KARTEは、データを「ひとりの人」として捉えることを追求し、それが顧客への新しいアイデアや提案に繋がることを目指しています。

これからの展望と挑戦

プレイドが目指すのは、AIと人の力を組み合わせることで、顧客一人ひとりを深く理解し、豊かな体験を提供することです。「KARTE AI」は、企業の独自性を活かし、事業成長を支えるための重要なステップになるでしょう。これにより、企業は単に品質の向上を図るだけでなく、顧客からの支持を獲得するための独自性を示すことが求められています。

今後、KARTE AIは、顧客体験を向上させる革新的な機能を次々と展開し、企業がAIを使った新たな価値創造に挑戦できる環境を提供します。プレイドは、データの力によって「ひとりの人」の価値を最大化することを掲げるテクノロジーカンパニーとして、引き続き進化していくことでしょう。