JCBとトレンドマイクロがタッグを組むフィッシング詐欺対策
株式会社ジェーシービー(JCB)とトレンドマイクロが、フィッシング詐欺やクレジットカードの不正利用に対抗するため、新たな取り組みを開始しました。今回の連携により、JCBカード会員専用アプリ「MyJCB」に、トレンドマイクロの生成AIを使用した「詐欺チェック」機能が新設され、常時利用可能になります。これは、フィッシング詐欺が国内で増加する中での重要な一歩です。フィッシング報告件数は2025年に245万件に達し、クレジットカードの不正利用被害も依然として高い水準にあるため、両社はこの問題に真摯に取り組む必要があります。
フィッシング詐欺の現状
最近のデータによると、フィッシング詐欺の発生件数は年々増加傾向にあり、2025年には前年比143%の増加を記録しました。特にクレジットカードや信販分野が標的とされており、脅威が増しています。これにより、クレジットカードの不正利用被害額も非常に高く、2025年には510.5億円に達しました。これを受けて、JCBとトレンドマイクロは、2025年8月に協業を発表し、セキュリティ対策を強化することに決定しました。
「詐欺チェック」機能の導入
「MyJCB」アプリ内に新設された「詐欺チェック」機能は、フィッシングメッセージや疑わしいリンクを分析し、詐欺の可能性を判断します。ユーザーは、メールやメッセージ、ウェブサイトのスクリーンショットを送信することで、生成AIによる詐欺チェックを受けることができます。もし詐欺の兆候があれば、推奨対策が提示され、安全な意思決定が可能になります。この機能を使うことで、詐欺のリスクを未然に防ぐことが期待されます。
実証実験の成果
実施された実証実験では、6,000名以上のJCBカード会員が「詐欺チェック」機能を利用しました。その中から寄せられた利用者の声には、「詐欺メールを確認できて安心した」や「信頼できるメールかどうかが分かるのが良かった」といったポジティブなフィードバックが目立ちました。これにより、両社はフィッシング詐欺からの保護に向けた施策が効果的であると確認しました。
今後の展望
JCBとトレンドマイクロは今後も連携を強化し、さらなるセキュリティ施策を拡大する方針です。両社の専門知識を活かして、新たな安心・安全を提供する取り組みが行われることを期待しましょう。
両社の連携によって、デジタル社会の安全が一層強化され、ユーザーは安心してサービスを利用できる環境が整うことが目指されています。これにより、JCBカード会員にとって、より安全なデジタルライフが実現することでしょう。