メニコンネクト郡上工場 新棟落成式の成功裏に実施
2024年11月20日、株式会社メニコンの子会社であるメニコンネクトは、岐阜県郡上市に位置する郡上工場の新棟落成式を実施しました。この落成式には、郡上市長やメニコンの経営陣、関係者が参加し、工場の新たな展開を祝福しました。
郡上工場の歴史と役割
メニコンネクト郡上工場は、1975年に竣工し、以来約50年にわたり、メニコングループのコンタクトレンズとレンズケア製品の製造を担ってきました。今回は、老朽化した施設の再編と、需要の増加に応えるための増築が行われました。新棟では、世界の薬事規制に対応した環境を構築し、自動搬送倉庫も設置されています。
イノベーションと地域貢献
郡上工場は、質の高いレンズケアの製品を生産するために、郡上市の恵まれた水資源をフル活用しています。メニコンネクトの社長も、地域の水資源が高品質な製品の製造に欠かせないことを強調し、工場が地域経済の発展に寄与する意志を示しました。また、今後は工場見学コースの設置やギャラリーも計画しており、地域に根ざした企業としての認識向上を目指します。
郡上の自然と文化の魅力
郡上八幡は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている『郡上踊り』や、名水50選に選ばれた清流『吉田川』が流れる美しい地域です。この土地での製造が、地元のみならず多くの訪問者に愛され続ける理由でもあります。最近では、外国人観光客が急増しており、多文化交流の場ともなっています。
社長と市長の挨拶
落成式では、郡上市長の山川弘保氏が、工場の新棟完成に対する誇りを述べ、地元の若者たちにとって大切な雇用の場であることを評価しました。メニコンネクトの宇佐美社長も、製品や環境の整備に込めた思いを語り、未来への決意を示しました。これにより、メニコンネクトが地域とともに成長していく姿勢が明確に伝わりました。
今後の展望
メニコンネクトは、増強された施設を活用し、生産能力を向上させることで、地域に根付いた信頼される製造拠点として、さらに高品質な製品を世界に向けて提供していきます。地域経済の向上に貢献するとともに、地域の若者に雇用を創出し、持続可能な社会の形成を目指します。最後に、メニコンネクトの今後のさらなる進展に期待が寄せられています。
企業情報
株式会社メニコンネクトは、コンタクトレンズおよびレンズケアの開発・製造を行い、事業を展開しています。
- - 公式サイト: メニコンネクト
- - 住所: 岐阜県郡上市八幡町旭字清水元15番地
- - 敷地面積: 22,626.62㎡
- - 建物延床面積: 17,324.2㎡(工事前: 9,526.2㎡)