概要
3月12日、ニューヨークのアポロシアターにて、「アポロアマチュアナイトジャパン24-25」の優勝者と特別賞受賞者が登場する、待望のファーストラウンドショーが開催されました。日本から参加したのは、優勝した「ゼロから打ち師始めます。」と、審査員特別賞を獲得した「戸辺 葵」の2組。これまでも多くの才能を輩出してきたこの舞台で、日本のアマチュア文化がどのように昇華されたのかを振り返ります。
開演前の熱気
公演開始前からDJ JESSの楽曲が流れ、観客たちの期待感が高まりました。そして開演の合図とともに流れるハーレムの歴史を刻んできたアポロシアターの90周年を祝う映像。続いて、MCのCAPONEがその圧倒的なパフォーマンスで場を盛り上げ、観客とのインタラクションを通じて、フルテンションの状態に引き上げました。本編の幕が開くと、まずはキッズ部門「CHILD STARS OF TOMORROW」から始まります。
キッズ部門のパフォーマンス
この部門には3組が出場し、特に注目されたのが「COLE BELLORGEY」。彼はジャクソン5の楽曲「Who‘s Lovin’ You」を美しい声で歌い上げ、見事1位を獲得しました。他の出場者もそれぞれのスタイルで観客を魅了しましたが、彼の存在感は際立っていました。
大人部門への移行
次に、成人部門「ADULT SEGMENT」が開始され、最初に登場した「NEW LIFE BAND」に対しては厳しい反応が返ってきました。ブーイングが飛ぶ中、強制退場が行われる場面も。しかし、他の出場者たちも次々と登場し、中でも「MARKISHA」のパフォーマンスでは会場が熱狂し、スタンディングオベーションを呼びました。
日本が誇る才能、登場
そしていよいよ、注目の日本代表2組が舞台に立つ時間がやってきました。プロデューサーのマリオン・J・カーフィー氏が彼らのパフォーマンスに期待を寄せるコメントを残し、成長した彼女たちのパフォーマンスが始まりました。戸辺 葵は和のテイストを感じさせる「葵蝶」の曲に乗せ、アクロバティックなダンスを披露しました。その技の数々に観客の歓声が上がり、最後にはスタンディングオベーションが続出しました。
続いて、「ゼロから打ち師始めます。」の番。彼らは日本独自の「ヲタ芸」を披露し、観客に強烈な印象を与えました。このパフォーマンスに対しても観客は驚きを隠せず、高評価を送っていました。彼らはニューヨークに新たな文化を持ち込み、受け入れられたのです。
結果と参加者の声
イベントの結果は、ほかの出場者たちがブーイングを受けた中でも、優勝した「MARKISHA」が88点でトップ通過。続いて「LUKA」と「IAN DAVIS」が進出を果たしました。日本からの2組も観客の心を掴み、見事なパフォーマンスを終え成功裏に公演を収めました。
出演者である「ゼロから打ち師始めます。」のメンバーは、不安を乗り越えてパフォーマンスできたことに感謝しており、戸辺 葵も自身の成長を実感したと語りました。彼らの体験を通じて、両者は新たな自信を得ることができたようです。
公演情報
このイベントは、2025年3月12日(水)18:30開場、19:30開演で、ニューヨークのアポロシアターで行われました。今後も日本のアマチュアナイトが世界に羽ばたいていくことを期待したいです。