Astermindsの事業概要と資金調達
東京に本社を置くAsterminds株式会社は、AIヒアリングエージェント『InTake』を開発している企業です。この度、デライト・ベンチャーズおよびDNX Venturesからシードラウンドにおいて、総額1.1億円の資金を調達しました。この資金は、InTakeのさらなる開発、人材の採用、そしてエンタープライズ向けの顧客基盤を拡大するために使用される予定です。
資金調達の背景
生成AIの普及が進む中、企業はデータ化された情報を活用する機会が増えています。しかし、従業員や顧客の生の声、暗黙知といった貴重な情報は、まだ依然として人手によるヒアリングやExcelなどを用いた調査に依存しています。Astermindsは、これらの情報収集の効率化が必要だと認識し、AIヒアリングエージェント『InTake』を開発しました。
AIヒアリングエージェント『InTake』とは
InTakeは、ビジネスヒアリングのプロセスを全自動化するAIシステムです。従来のヒアリングでは数カ月かかるケースでも、InTakeを用いることで数日で数百から数千人の聞き取りを実施できます。これにより、迅速かつ広範な情報収集が可能となります。
主な機能
1.
設計 - 目的に応じたカスタマイズされた質問をAIが自動生成。専門性の高い領域でも柔軟に対応。
2.
実行 - 個々に最適な対話形式を用いて、従来のインタビューよりも多くの情報を引き出す。
3.
分析 - 結果を自動で構造化し、即座にインサイトレポートを提供。
これらの機能により、企業は何が重要な情報であるかを効率的に抽出し、意思決定に迅速に繋げることができるのです。
これまでの実績
β版リリース以降、InTakeは数百名から数千名までの大規模調査を実施した実績があります。たとえば、500名規模の業務棚卸を7日間で完了させるなど、迅速に情報を収集し、業務の可視化を実現しました。今後は、業務改革や人事、カスタマーリサーチなど様々な分野にアプローチし、企業の情報フローを支える存在として成長していく予定です。
調査結果の公表
資金調達に伴い、InTakeを使用して「生成AI活用の実態調査」を行い、その結果をホワイトペーパーとして発表しました。この調査では、生成AIに関連する情報と意識を探るため、ビジネスパーソン85名が対象となりました。調査の結果は、内情についての深掘りが行われ、期待以上のインサイトが得られたとしています。
投資家のコメント
デライト・ベンチャーズのマネージングパートナー、南場智子氏と坂東龍氏は、Astermindsのヒアリングエージェントが新たな経営インフラになると評価しました。また、DNX Venturesの倉林陽氏は、InTakeの機能が企業の意思決定を支える重要なツールになると述べています。
代表の意気込み
Astermindsの代表、本多真二郎氏は、AIの進化に伴って情報収集の方法が変わる必要があると強調しました。画一的なアンケートや人手によるヒアリングは限界があるとし、すべての企業が正しい情報に基づいて判断できる未来を目指すとのことです。
今後、Astermindsのさらなる発展が期待される中、業界全体の情報収集と意思決定の質を向上させる期待が高まります。