脂肪幹細胞治療
2019-06-27 09:00:17
国内初、脂肪幹細胞を活用した骨増生治療が登場!
国内初、脂肪幹細胞を活用した骨増生治療が登場!
再生医療は、近年、病気や事故で失った機能を修復するための注目の分野として発展しています。その中でも、細胞を再生させる力を持つ幹細胞を用いた治療法が、特に期待されています。日本では、2014年の再生医療新法施行以降、医科歯科の連携により、様々な治療法が試されています。
再生医療の現状
幹細胞再生治療は、患者から自らの細胞を採取し、それを移植するため、拒絶反応のリスクが非常に低いという利点があります。特に、病気や障害で失った機能を取り戻す治療において、再生医療は重要な役割を果たしています。数多くの疾患に対しての研究が進んでおり、専門医が集まる医療機関で臨床実験が行われています。
最近では、脂肪組織から採取できる幹細胞が、骨再生にも有効であることが明らかになりつつあります。今回、あるクリニックで国内初となる脂肪幹細胞を用いた骨増生治療が実施されました。
脂肪幹細胞を用いた新たなプロセス
この治療法では、患者の腹部から脂肪組織を取り出し、そこに含まれる脂肪幹細胞を抽出します。これらの細胞は、低侵襲で比較的容易に採取でき、自身の組織のため拒絶反応が発生しにくいという特長があります。実施された症例では、重度の骨萎縮が診られた患者に対し、脂肪幹細胞と補填材を混ぜ合わせた移植片を用いて骨再生を行いました。
手術は全身麻酔で実施され、約3時間15分という時間内に終わりました。患者の術後の経過も良好で、今後の治療に向けた期待が高まっています。
今後の展開と期待
歯科医療における再生医療は、今後ますます進化していくことが予想されます。特にインプラント治療において、脂肪幹細胞が骨増生に寄与する可能性は大きく、患者の生活の質の向上にも寄与することが期待されています。また、この治療法の普及が進むことで、多くの患者が新たな治療の選択肢を得ることになるでしょう。
この革新的な医療技術は、他の疾患に対しても適用されることが期待され、今後も医科歯科の更なる連携が求められていくでしょう。再生医療の進展に伴い、効果的かつ安全な治療法が増えていくことを願っています。
木津康博理事長・総院長のプロフィール
木津康博氏は1993年に東京歯科大学を卒業し、その後大学院歯学研究科を修了。一貫して歯科治療の最前線で活躍し、再生医療分野においても先駆者的な立場を担っています。現在、彼が率いるクリニックでは、先進的な歯科医療の実現を目指し、患者に寄り添った治療を提供しています。
会社情報
- 会社名
-
医療法人社団 木津歯科
- 住所
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2みなとみらいグランドセントラルタワー2F
- 電話番号
-
045-232-4443