下水道冒険!幼児向け出前講座が話題に - 高槻市が全国初の試みで下水道への理解促進
高槻市では、令和6年7月17日(水曜日)に、認定こども園「いまむらこどもえん」で、幼児向けの下水道出前講座を実施しました。この講座は、全国的にも非常に珍しい取り組みとして注目を集めています。
下水道は私たちの生活になくてはならないインフラですが、幼児にとってはその役割や仕組みは理解しにくいものです。そこで高槻市では、下水道への関心を高めるため、5歳と6歳の園児を対象とした出前講座を初めて開催しました。
今回の講座では、職員が制作したデジタル紙芝居を用いて、下水道の役割や仕組みを分かりやすく解説しました。紙芝居の内容は、マンホール博士と子どもたちが下水道を大冒険するというストーリーで、園児たちは興味津々に見入っていました。
紙芝居の制作には、民間デザイン会社からキャラクターデザインやレコーディングなどの協力を得ており、視覚的にも楽しい仕上がりとなっています。上映後には、下水道に関するクイズが出題され、子どもたちは積極的に答え、下水道への理解を深めていました。
この出前講座は、小学校学習指導要領で「下水道」の学習対象者が小学校4年生と定められていることを踏まえ、小学校入学前の幼児に対して下水道を知ってもらうための機会を提供するという、全国的にも珍しい取り組みです。
高槻市では、今後もこのような取り組みを通じて、子どもたちが下水道について学び、将来の環境問題にも関心を持ち、持続可能な社会の実現に貢献できる人材に育っていくことを期待しています。