ランサーズ株式会社は、法人向け新サービス『Autoron(オートロン)』を7月に発表しました。このサービスは、さまざまな業務を効率化するためのオリジナルAIアシスタントを提供し、生成AI技術を活用して企業の生産性を向上させることを目的としています。
『Autoron(オートロン)』は、ランサーズの生成AI研究開発チーム「Lancers LLM Labs」から生まれたもので、2024年2月には製品としてリリースされました。このシステムは、ユーザーが特別なスキルやプロンプトを必要とせずに、ウェブリサーチやメールの作成、記事執筆、画像生成、アイデア提案などを簡単に行うことができます。これにより、多くの業務での時間を削減し、効率化が図れるのです。
機能と特徴
『Autoron(オートロン)』では、ChatGPT、Gemini、Claudeといった主要な生成AIモデルが搭載されており、約80種類のAIアシスタントが利用可能です。さらに、社内のFAQやマニュアル等の社内データとの連携も可能で、より一層効率的な業務が実現できます。導入から定着まで専任のAIコンサルタントがサポートすることで、導入企業はツールの効果を最大限に引き出すことができます。
法人プランの導入資料には、具体的な事例が50件以上も掲載されており、生成AIの特性、導入のプロセス、効果が詳しく説明されています。これによって企業は自社のニーズに合わせた活用方法を見つけることが可能です。
法人プランの特徴
この法人プランにより、企業向けに多くのサポートが提供されることが期待されています。導入コストは1アカウントあたり月額2,000円で、必要に応じて専任のAIコンサルタントによる支援もオプションで受けられます。
課題解決の事例
ランサーズが実際に『Autoron(オートロン)』を導入した事例をいくつかご紹介します。
1.
エンジニアの業務工数の削減
-
課題: 特定のエンジニアが多岐にわたる業務をこなしており、リソース不足が課題でした。
-
結果: 専用のSREサポートアシスタントを活用したことで、業務の時間が30日から10日に短縮されました。
2.
営業提案の質向上
-
課題: 営業担当者が企業情報の収集やデータ管理に膨大な時間を費やしていました。
-
結果: 『Autoron(オートロン)』を導入することで、情報収集や提案準備が迅速になり、営業の効率が大幅に改善されました。
開発責任者のメッセージ
「Lancers LLM Labs」の責任者である入江慎吾氏は、国内で生成AIを業務に活用する企業がまだ少ない現実について触れ、「自社での具体的な活用方法を理解していないことが多い」と指摘しています。それゆえ、『Autoron(オートロン)』はツールだけでなく、業務改善へ向けた全面的なサポートを行うことの重要性を強調しました。
最後に
ランサーズ株式会社は、「個のエンパワーメント」を使命として、テクノロジーを通じて新しい働き方の実現を目指しています。法人向けの『Autoron(オートロン)』プランは、企業の課題を解決するための有力な選択肢となるでしょう。まだ導入に踏み切っていない企業は、一度問い合わせのうえで導入検討を進めてはいかがでしょうか。資料ダウンロードもぜひご利用ください。