このほしの新挑戦
2023-06-12 12:30:01
地域資源エネルギー事業の新たな挑戦、株式会社このほしがシード調達を実施
地域資源エネルギー事業の新たな挑戦
株式会社このほしが、Central Japan Seed Fund(CJSファンド)からの資金調達を成功させました。これは、国内外の社会問題に取り組むための第一歩であり、地域資源を活用したエネルギー事業の拡大を見据えています。将来的な事業展開に向けた重要な資金となるこの調達は、特にバイオマスを利用したマイクロ発電デバイスを開発するために活用されることが期待されています。
資金調達の背景と用途
株式会社このほしは、脱炭素化の推進を目的とした事業を軸に、新興国市場でのエネルギー供給の可能性も模索しています。この度の資金調達により、国内外での地域資源を活かした事業展開の基盤を構築し、新たな人材の獲得にも力を入れていく予定です。この戦略は、特に日本国内の秋田県を拠点に据え、地域のエネルギーガバナンスを強化することを狙っています。
国内事業の取り組み
このほしは、秋田県五城目町に拠点を置き、その地域の脱炭素化を目指しています。具体的には、林地の残材や農業の廃棄物を利用した電力供給スキームを構築中です。この取り組みによって、年間で17億円にも達するエネルギー代の流出を抑えることで、地域経済の循環を促進することを目指しています。
多くの地方が抱える課題の一つであるエネルギー代の高騰に対して、地域内での資源の有効利用を図るこのプロジェクトは、地域住民にとっても大きな利益をもたらすことが期待されています。
海外市場への展開
さらに、このほしは新興国や途上国における電力需要の増加に注目しています。これらの国々では、必要な供給インフラが不足していることから、地域資源のエネルギー利用に関する知見を基にした分散型エネルギー供給のスキームを検討しています。これは、秋田県で培った経験を活かって、現地での適応力を高めることを目指したものです。
CJSファンドからのサポート
Central Japan Seed Fund側からは、地域課題の解決に向けた新たな挑戦として、このほしに資金援助を行う意義が強調されています。特に、秋田県五城目町でのモデルケースを通じて、人口減少が進むエリアでも持続可能なエネルギー供給が実現可能であることを示しています。将来的に海外市場への展開も視野に入れた意欲的な事業モデルという評価を受けています。
会社概要
株式会社このほしは、エネルギー創出事業や脱炭素化推進コンサルティング、さらにはサステナビリティの人材育成など、多岐にわたる事業を展開しています。代表取締役の小原祥嵩氏は、地域と協力しつつエネルギー問題に対するソリューションを提供することを目指しています。ビジョンには「調和、矯正、循環が生まれこのほしが輝き続ける社会を実現する。」、ミッションには「人と人、人と自然がよりよく共に生きる環境をデザインする。」という理念が掲げられています。
結びに
地域資源を利用したエネルギー事業は、持続可能な未来への重要なステップです。株式会社このほしの取り組みは、地域の活性化はもちろん、国際的なエネルギー問題の解決にも寄与する可能性を秘めています。今後の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社このほし
- 住所
- 秋田県南秋田郡五城目町下タ町17-4
- 電話番号
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