セルフケアサービス『LetterMe business』の効果検証
株式会社LetterMeは、ディー・エヌ・エー(DeNA)との協力により、セルフケアサービス『LetterMe business』の半年間にわたる効果検証を実施しました。このプロジェクトは、筑波大学人間系の千島雄太助教と共同で行われ、参加したのはDeNAの社員21名です。
プロジェクトの概要
- - 参加者: DeNA社員 21名
- - 実施期間: 2024年7月〜2024年12月
- - 実施内容: LetterMeの利用(6ヶ月間)
効果検証は初回と最終回に、複数の指標を使用してアンケートを実施。必要なプログラムに参加し、アンケートを回答した19名を「介入群」とし、プログラムに参加していないDeNA社員19名を「統制群」として設定しました。デザインとデータ分析は千島助教が担当しました。
主な結果
効果検証の結果、介入群において「メンタルヘルス」「自分への思いやり」「自尊感情」「自己理解」「未来の連続性」「自己連続性」の各項目が統計的に有意に高い結果が確認されました。特に、12月時点での分析では以下のようなポジティブな変化が報告されています。
- - 「この6か月で、精神的な健康度合いが上がった」
- - 「この6か月で、自分を思いやれるようになった」
- - 「この6か月で、よりよい未来について考え、行動をするようになった」
これらの結果は、介入群のメンタルヘルスや自尊感情が向上したことを示しています。さらに、「自己理解」「自尊感情」「自己連続性」に関しても、介入群の得点が統制群を上回る結果が出ました。
DeNAの担当者のコメント
ディー・エヌ・エーのCHO室副室長、植田くるみ氏は次のように述べています。
「企業のウェルビーイングは社員の能力を最大限に発揮するための基盤です。今回の効果検証を通じて、セルフケアサービスが社員のメンタルヘルス向上に寄与する可能性を実感しました。」
このプロジェクトによりメンタルヘルスの重要性が再認識され、今後も社員の心身の健康をサポートする取り組みが続けられると述べる彼女の言葉には、熱意が感じられます。
LetterMeの代表コメント
LetterMeの代表も、効果検証の結果を受けて次のようにコメントしています。
「LetterMeは、社員の自己理解を深め、自尊感情を向上させ、未来に目を向けた行動を促進するツールであることが確認されました。」
株式会社LetterMeのサービスは、ビジネスパーソン向けにさまざまな形で提供されており、「自分を大切にする時間」を届けることを使命としています。個々の価値を最大限に発揮できるよう、ウェルビーイング経営の重要性が高まる中、LetterMeはますます注目を集めています。
まとめ
本プロジェクトの結果は、企業や組織が導入するセルフケアサービスの効果を示す重要な一例です。 LetterMeは、忙しいビジネスパーソンが心の健康を保ちながら、自己理解を深める手助けをするツールとして、今後も成長していくことでしょう。これからの取り組みにも期待が高まります。