大阪府羽曳野市にシングルマザー向けシェアハウスがオープンへ
大阪府羽曳野市で、新しい形の居住空間としてシングルマザー向けのシェアハウスがオープンします。このシェアハウスは、空き家を有効活用する試みであり、リビング、キッチン、バス、トイレは共用とし、利用者には個室を提供します。各世帯には2部屋ずつ用意されており、子供が寝た後には趣味や勉強に集中できる時間が持てるように配慮されています。
主催者や入居者が一緒になってBBQを楽しんだり、夏祭りやクリスマスといった季節ごとのイベントを企画・開催し、地域の人々との交流に努めています。地域貢献を意識し、近くの飲食店との連携も視野に入れた取り組みです。
背景と必要性
新型コロナウイルスの影響が多くの家庭に及んでいる中、特にシングルマザーに多い失業や子供の学校閉鎖、将来への不安などが深刻な問題です。そのため、このシェアハウスでは気軽に相談できる環境を提供し、同じ立場の親同士が支え合うコミュニティを育てていくことを目指しています。入居者同士の交流を通じて、子供たちも寂しい思いをすることなく、安心して成長できる場を提供します。
社会問題への取り組み
このシェアハウスは、シングルマザー支援と空き家の活用という二つの社会的課題に取り組む重要なプロジェクトです。厚生労働省の調査によると、2016年時点で141.9万世帯のひとり親世帯が存在しました。一方、住宅・土地統計調査によると2018年には846万戸の空き家が確認され、これは約7戸に1戸が空き家であることを示しています。リフォームを行い、空き家を再生させることが地域活性化にも寄与するとの期待が寄せられています。
クラウドファンディングの実施
シェアハウスに必要な設備を整えるために、クラウドファンディングを行います。具体的には、親子が使用するベッドや学習机、椅子、キッズスペースの本棚、知育玩具の購入資金を募ります。実施期間は2月22日から4月7日までで、目標金額は70万円です。支援者には、地域の飲食店提供のちゃんこ鍋セットや、特製のオリジナルハンカチなどリターンも用意されています。
会社概要
シェアハウスの運営を行うのは、piCAT.合同会社です。2021年に設立されたこの会社は、大阪府八尾市に本社を置き、地域の子育て支援や生活支援を目的としたビジネスを展開しています。
連絡先は、Smilに関する問い合わせは080-1416-2743、メールは
[email protected]まで。報道関係のお問い合わせは、担当の相良咲樹までご連絡下さい。