MICINの新たな取り組み
オンライン診療サービスを提供するMICINは、患者さんに向けて新たにパスキー対応を実施しました。これにより、オンライン診療「クロン」や「クロンお薬サポート」のログインが一層安全に行えるようになりました。パスキーを利用することで、従来のパスワードによるログインからスマートフォンの生体認証を用いた安全な認証方法に切り替えられます。
パスキーの革新
この新しい技術は、特にパスワード漏洩による不正アクセスのリスクを大幅に軽減するよう設計されており、従来のパスワードや二段階認証の複雑さを解消します。特に、他社サービスでのパスワード利用に関連したリスクを回避できる点が特徴です。患者さんはパスワードを忘れる心配がなくなり、ログインがよりスムーズになります。
開発の背景
MICINは、医療系サービス提供の過程で、ISMS認証(ISO20001)を取得し、セキュリティ対策に取り組んできました。特に、要配慮個人情報を取り扱う企業として、その重要性は増すばかりです。パスキーの導入は、利便性と高いセキュリティを両立させるための最適な手段であり、医療にアクセスしやすい環境を提供します。
FIDO2規格の優位性
パスキーは、FIDO2という認証技術規格にもとづいており、生体認証を活用しつつも、ログイン先のウェブサービスには生体情報が登録されないため、データ保護の観点からも非常に安全です。このシステムは、エンジニアリング責任者の坂本伸太郎氏によれば、利便性とセキュリティを両立するための重要な選択肢であるとされています。
具体的な機能について
MICINでは、パスキーの設定に関する詳しい手順をオンラインで提供しています。興味がある方は、
こちらのリンクから確認できます。
MICINのサービス全体
さらに、MICINが提供するオンライン診療サービス「クロン」は、医療機関の検索や予約、ビデオ通話診療、処方箋の受け取りなど、一連の医療サービスをオンラインで完結します。このサービスは現在、6,000施設以上で導入されており、患者さんにとっても利用しやすい環境が整っています。
オンライン服薬指導「クロンお薬サポート」
また、クロンと連携する「クロンお薬サポート」では、オンラインでの薬の配送や服薬指導が実現されています。このサービスも全国約6,000店舗の薬局で導入されており、利便性が向上しました。
クロンスマートパス
通院専用のキャッシュレス決済システム「クロンスマートパス」を利用すれば、医療機関での会計がスムーズに行え、処方箋の受取も円滑に進むようになります。これにより、医療機関での待ち時間や薬局での待機時間を短縮し、利用者はより効率的に医療サービスを利用できるでしょう。
さらなる安心を目指して
MICINは今後も、医療情報の安全な取り扱いに注力し、新たな技術を駆使して、全ての患者さんが安心して利用できるサービスの提供を続けていく方針です。