AI通訳サービス「Live Translation」 が変えるイベント運営の風景
最近の国際的なイベントやカンファレンスでは、多言語の通訳が必要不可欠です。特に海外からのゲストが多く集まる場面では、参加者同士のコミュニケーションの「壁」となる言葉の問題を解消することが重要になります。このような課題を一挙に解決するのが、AI同時通訳サービス「Live Translation」です。
スマホ一つでできる多言語通訳
「Live Translation」は、スマートフォンやタブレットを利用して、多言語の通訳をリアルタイムで提供します。従来の通訳ブースやヘッドセットを必要とせず、QRコードをスキャンするだけで参加者が自分の母国語でセッションの内容を閲覧できるのです。この革新的なサービスにより、参加者が必要な情報をよりスムーズに受け取ることができます。
導入実績と評価
このサービスは、これまでに国内外で200件以上のイベントに導入されており、多くの自治体や企業から高い評価を得ています。教育機関や国際カンファレンス、行政イベントなど、様々な場面で「Live Translation」が活躍しています。たとえば、2024年の「ad:tech tokyo」では、全てのカンファレンス会場に導入され、参加者たちからも高い評価を受けています。
AIによるシームレスな体験
「Live Translation」では、スピーカーの発言をリアルタイムで文字起こし・翻訳し、参加者のデバイスに表示します。このプロセスでは、事前に講演者名や業界特有の用語を登録することで、内容の精度を高めることが可能です。多言語に対応しているため、英語や日本語だけでなく、中国語や韓国語など、国際的なイベントにふさわしい翻訳機能を提供します。
イベント実績
これまでの代表的なイベントとしては、2025年に予定されている「Meta Festival Japan」や「Web X 2025」が挙げられます。これらのイベントでは、日本と韓国を結んだハイブリッド形式での通訳が実施され、多語でのコミュニケーションが実現されました。また、「Web X 2025」では全4ステージにおいてリアルタイム多言語通訳が行われる予定です。
パートナープログラムの募集
現在、「Live Translation」はともにこのサービスを広げる認定パートナー企業や団体を募集中です。このプログラムに参加することで、企業はAI通訳のニーズに先行して対応し、新しいビジネス機会を獲得できます。また、技術トレーニングや営業サポートが充実しているため、安心して提案や運用を行えます。
参加条件には、通訳・翻訳やITソリューション、イベント業界における実績が求められます。
Flittoとフリットジャパン
「Live Translation」を運営する株式会社Flittoは、韓国に本社を置く言語データ企業です。このプラットフォームは、173カ国以上で1,400万人のユーザーが利用しており、多様なオンライン翻訳サービスを展開しています。また、日本法人であるフリットジャパン株式会社は、質の高い翻訳サービスを提供し、言語の壁を越える新しい社会の実現を目指しています。
まとめ
AI同時通訳サービス「Live Translation」は、国際イベントや多文化交流の現場で、言葉の壁を取り払い、円滑なコミュニケーションを支援します。これからのイベント運営において、こうした革新的な技術の導入はますます重要になるでしょう。私たちの社会がよりインクルーシブで便利なものになるよう、多くの関係者の参加を期待しています。